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横浜FC、最速降格回避へ悲壮

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 史上最速のJ2降格にリーチがかかる横浜FCは、悲壮な覚悟で神戸戦に臨む。スポーツニッポンによると、FW三浦知良(40)に代わり、19試合ぶりに先発するFW薮田光教(31)は「タツ(久保)とかケガで出られない人の分も力に変えて戦う。90分考えずに飛ばします」。きょう20日に26歳になったDF和田拓三(26)は「誕生日に降格だけは避けたい。誕生日の予定?勝つことです」と言い切ったという。

 経費節減を理由に坂本社長が迷うことなく試合観戦を断念するなど、フロントとの一体感は薄いが、古巣との契約で試合に出られないMF三浦淳宏(33)がミーティングで神戸対策を伝授するなど、現場は最速Xデー阻止に必死。勝利だけを考え90分間を戦う。

 [横浜FCの今節自動降格条件]

 横浜FCは今節終了後に16位・甲府、17位・大宮のどちらかに勝ち点15差以上をつけられると自動降格の17位以下が確定。横浜FCが引き分けか負けた場合、甲府、大宮のいずれかが勝つと降格が決定。横浜FCが負けると、甲府が引き分けても降格が決定する。また、これまでの最速降格決定は02年札幌の残り4試合時。今節に降格が決まると、残り5試合のワースト記録となる。10月中の降格決定も、その札幌(27日)だけで今節決定なら日付でも最速降格となる。

(文 吉田太郎)

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