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南野拓実を欧州へ連れてきた張本人が語る「19歳でメンタリティが備わっていた」

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リバプールとの交渉が明らかとなったFW南野拓実

 リバプールとの交渉が明らかとなったザルツブルクの日本代表FW南野拓実について、ラルフ・ラングニック氏が語った。

 10月2日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のリバプール戦で豪快なボレーシュートを叩き込んだだけでなく、今月10日の最終節でも好パフォーマンスを披露した南野。今シーズンはここまで公式戦22試合9ゴール11アシストと、好調を継続している。

 そんな南野のパフォーマンスに感銘を受けたリバプール選手たちは、クロップ監督と上層部に獲得を進言。すでにスポーツ・ディレクター(SD)を務めるマイケル・エドワーズ氏らは交渉に入っており、1月に契約解除金725万ポンド(約10億4000万円)を支払い、獲得に確信を持っていることが『Goal』の取材で明らかとなった。

 欧州中の注目を集める南野について、ラングニック氏が言及。2015年当時ザルツブルクのSDを務め、24歳日本代表アタッカーを欧州へ連れてきた張本人でもある同氏は、『スカイスポーツ』で当時のことを振り返っている。

「彼はボール扱いが見事で、テクニックがあり、素晴らしいメンタリティを持っていることがわかるだろう。そして多くの日本人選手と同じように、ボールを奪い返すためにチームへ喜んで貢献する」

「もちろん戦術的に多くのことを学ぶ必要があったが、すでに彼には熱意とメンタリティが備わっていた。『ボールを奪い返したら教えてくれ。そうしたら試合に戻る』なんて言う選手ではない。たった19歳でも、素晴らしい青年だとわかったよ」

 また、現在のリバプールに言及。「ユルゲン(クロップ)のスタイルは非常に似ている」と指摘し、「積極的で、ハイプレス、カウンタープレスを狙う。ボールを奪ったら、バックパス等で時間を無駄にしない。できるだけ早く前進し、チャンスを作り、可能な限りゴールを狙う」と、特徴を分析した。

 そして「彼が私の関わった4選手(ロベルト・フィルミーノ、ナビ・ケイタ、サディオ・マネ、ジョエル・マティプ)を獲得したことは、偶然ではない。実際に同じようなタイプを探している。同じような考え方でね。欧州トップクラブの中でも、我々の選手を最も抱えている監督だと思う」とし、「感謝する必要はないけどね!」と冗談も飛ばした。

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