beacon

シャドーは“お手の物” 広島でつかんだ自信を代表につなげる森島司

このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国戦先発が濃厚なMF森島司

 継続してこそ意味がある。日本代表MF森島司(広島)はA代表デビューとなった10日のE-1選手権・中国戦(○2-1)でFW鈴木武蔵の先制点をアシスト。急造チームの中で攻撃のアクセントとなり、デビュー戦とは思えない落ち着きも見せた。

 スタメンを総入れ替えした14日の香港戦(○5-0)を挟み、18日の韓国戦は中国戦のメンバーが中心となる見込みだ。2シャドーの一角で森島の先発も濃厚。「どういう試合展開になるか分からないけど、ボールを握れなくても攻撃につなげるポジショニングを意識して、しっかりボールを受けられる位置にい続けたい」とイメージを膨らませた。

 プロ2年目の途中までクラブでも森保一監督の指導を受け、もともとのボランチだけでなく、シャドーのポジションでも経験を重ね、今季は城福浩監督の下、2シャドーの一角で定位置をつかんだ。3-6-1のシステムに馴染みのない選手が多い中、クラブと同じフォーメーション、ポジションというのは森島にとって好材料でもある。

「1トップの近くの選手が追い越すプレーを意識したい」と、求められる役割も理解済み。「ゴールに絡むところはずっと課題だったけど、そこは今年やれていた。守備でもしっかり貢献したい」。広島で積み上げてきたゴールとアシスト。クラブで深めた自信そのままに代表でもさらなる飛躍を目指す。

(取材・文 西山紘平)
●EAFF E-1選手権2019特集ページ

TOP