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“桐横大のイニエスタ”橘田が6人抜き圧巻ドリブル「シュートが決まらないのは僕らしい」

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6人ドリブル。最後はGKを外してシュートを打った橘田だったが…

[12.16 大学選手権準々決勝 桐蔭横浜大2-1法政大 柏の葉]

 思わず唸ってしまった。桐蔭横浜大は前半21分、ペナルティーエリア右手前でボールを持ったMF橘田健人(3年=神村学園高)がドリブルを開始。いきなり2人の間をすり抜けると、エリア内に侵入しながら一人、また一人とかわしていく。最後は6人目、前に出ていたGKを外すと、ゴール方向に流し込んだ。

 本人が「GKを抜いた瞬間に詰まってしまった」と振り返ったように、シュートに力がなかったことで、カバーに入ったDF宮部大己(3年=法政二高)のスライディングブロックにかき出されてしまった。ただ、敵、味方にかかわらず、思わず感嘆の声があがる圧巻のパフォーマンス。“桐横大のイニエスタ”は「決めればインカレベストゴールでしたね。でもシュートが決まらないのが僕らしい」と笑った。

(取材・文 児玉幸洋)

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