欧州サッカーの識者が、リバプールへの移籍が有力とされるザルツブルクFW南野拓実について「彼は多才。リバプールでも複数のポジションをこなせる」と賛辞を贈っている。

　ブンデスリーガ公式やUEFAなどに寄稿している著名ジャーナリスト、ケビン・ハッチャード氏が『talkSPORT』を通して南野拓実の移籍のうわさについて言及。その中で「この移籍はリバプールにとって素晴らしいものになる」と語った。

「ザルツブルクは素晴らしい才能を発掘し、育てて売却する。これは一つのビジネスモデルになっているね」

「まさか南野が安価な契約解除条項になっているというのは衝撃だった。みんなが(アーリング・)ホーランドに注目している一方、長い間ザルツブルクで素晴らしいパフォーマンスを見せていたのは、紛れもなくこの日本人アタッカーだったからね」

　ハッチャード氏は南野について「彼の素晴らしいところは、多才なところ」と述べている。

「ロベルト・フィルミーノのポジションであるセンターだけではない。彼はリバプールにおける攻撃的なポジションを幅広くこなせる。おそらく3トップのポジションならどこでもこなすことが可能だろう」

「彼はどの試合でも高いクオリティを発揮するし、前線から効果的なチェイスを仕掛けて守備面での貢献度も高い。機を見てゴールチャンスに絡む頻度も見事だし、パスで決定機を生み出せる素晴らしいビジョンも備えている」

「リバプールがこれまで望んでいた選手は、フロント3をバックアップできる人材だった。その条件をクリアする、完璧な補強になるんじゃないかな。南野だったらおそらくそれを遂行できる」

　冬の移籍市場を前にして、すでにリバプールへの移籍が有力視されている南野拓実。現地識者も、リバプールの南野獲得について太鼓判を押している。

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