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来季より「JリーグU-21選手出場奨励ルール」を導入…奨励金はJ2で300万円、J3で200万円

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関塚隆JFA技術委員長(左)と原博実Jリーグ副理事長

 関塚隆JFA技術委員長および原博実Jリーグ副理事長が19日、JFAハウス内で来季より導入が決まった「U-21選手Jリーグ出場奨励ルール」について、報道陣に説明した。

 来季からJ2リーグおよびJ3リーグで導入される「U-21選手Jリーグ出場奨励ルール」は、シーズン中におけるU-21年代の日本人選手の総出場時間の基準値を定め、基準値を超えたクラブに奨励金を支払うことで、U-21選手のリーグ戦出場を促そうというもの。次代の日本サッカーを担う優秀な選手を輩出することを目的に導入される。

 関塚技術委員長は「18年にロシアW杯を終え、これからW杯でベスト8、ベスト4進出、チャンピオンになるために何をすべきか。日本人の若手の育成のスピードアップさせるにはどうすべきかを話し合ってきた」と答え、原副理事長は「若手を伸ばすためにどうすべきか。ルヴァンでは各クラブ平均2人くらいは試合に出して、レギュラーになった選手もいた。それをJ2、J3でも導入できないかを話し合いしてきた」と続けて話している。

 対象試合はJ2リーグ、J3リーグで、天皇杯やルヴァン杯、J1参入プレーオフ等は含まれず、対象選手は当該年12月31日において満年齢21歳以下の日本人選手。基準値はJ2リーグで年間3780分以上(目安:90分×42試合)、J3では年間3240分以上(目安:90分×36試合)となっているが、「若い年齢で出場するのが狭き門」(関塚技術委員長)となるGKの出場時間は2倍換算される。

 奨励金はJ2で1クラブあたり300万円、J3では1クラブあたり200万円。奨励金は「協会とJリーグで折半する形」(原副理事長)となる。

(取材・文 折戸岳彦)

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