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[MOM3094]仙台育英MF明石海月(1年)_選手権でもゴール誓う全国ルーキー得点王

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後半38分、仙台育英高MF明石海月が右足で決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.23 全国ルーキーリーグ交流大会3位決定戦 仙台育英高2-1 高川学園高 時之栖うさぎ島G]

 3位決定戦で決勝点を決め、全国ルーキーリーグ交流大会の得点数を単独首位の4に伸ばしていた仙台育英高MF明石海月(1年)は決勝戦の試合終了の笛が鳴ると、大会関係者に飛びついて抱擁。全国大会で獲得した得点王のタイトルを心から喜んでいた。

 明石はAチームでも存在感を示している高速アタッカー。選手権の宮城県予選決勝では優勝ゴールをアシストしている。この日も、小刻みなステップのドリブルから一気に加速し、左右両足でシュートを打てる特長を発揮。後半からの出場ながらも誰よりシュートを撃ち続けると、試合終了2分前に縦に仕掛けてからの右足シュートで決勝点を奪った。

「個人のレベルが全国でどれくらい通用するのか楽しみにしていたんですけれども、東福岡から2点決めたり、米子北からも決めたり、嬉しいですね」と明石。得点王を目指して大会に臨んだというMFは、目標通りに個人タイトルを獲得した。

 チームメートからパスの要求をされても、強引にシュートまで持ち込んでいた姿勢は彼の良さでもある部分。選手権でも対戦相手の驚異になれるように、グイグイとドリブルで仕掛け、シュートやクロスの本数を増やしていくつもりでいる。

 一方で惜しいシュートが多かったことも確か。その精度の部分を改善し、チームの勝利により貢献する。「まだまだ全然決めれるチャンスがあったし、選手権初戦で五條とやる時に点数を決めることをやっていきたいです」。狙って獲った「全国ルーキー得点王」が選手権でもゴールを決める。

(取材・文 吉田太郎)

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