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日本障がい者サッカー連盟とマネジメントソリューションズが「無言語コミュニケーション研修」の提供を開始

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デフサッカー日本代表の植松監督が講師となった「あすチャレ!Academy」の授業風景

 日本障がい者サッカー連盟(JIFF)はパートナー企業のおもにプロジェクトのマネジメント実行支援をする「マネジメントソリューションズ(MSOL)」と共同で企業向けの「無言語コミュニケーション研修」を開発し、提供することを発表した。JIFFがパートナー企業と協力して研修プログラムを開発した初めてのケースとなる。

 この研修は耳が聞こえない人や難聴の人がプレーするデフサッカーやデフフットサルの競技者(監督、コーチ、選手)が講師またはサポーターをつとめ、言語を使わないコミュニケーションでグループワークを行う体験型研修。JIFFの加盟団体である日本ろう者サッカー協会やマネジメント研修のノウハウを持つMSOLの協力で開発された。このグループワークを通して情報を伝える側は「懸命に伝えよう」とし、受け取る側も「注意深く相手の意図を読み取ろうとする」という基本原則を実感し、チーム内に存在する見えない壁を取り払い、よりよいチームを作るだけでなく、障がいのある人、そうでない人が混ざり合う状況も理解することをアシストする。

 今後はデフサッカー日本代表の植松隼人監督をはじめ、選手などの協力も仰いで展開していきたい考え。植松監督はすでに日本財団パラリンピックサポートセンターが主催するダイバーシティ研修プログラム「あすチャレ!Academy」の講師として活動。企業向けから一般向けの講習など幅広く活動している。事業収益は諸経費を除き、JIFFを通じて障がい者サッカーの活動費に充てられる。

▼想定対象者:新入社員研修、新組織のチームビルディング、プロジェクトのキックオフ

▼推奨人数:15~30人

▼実施時間:120分程度

▼費用:40万円(120分)~

▼研修のお問合せ先
株式会社マネジメントソリューションズ
担当:人財本部 キャリアマネジメント部トレーニング 村松様
電話:03-5413-8808 FAX:03-5413-8809
E-mail:training@msols.com

(取材・文 林健太郎)

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