beacon

「いつも通りを心掛けてきた」MF福田湧矢、初招集のU-22日本代表で「違った色を出す」

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-22日本代表MF福田湧矢(G大阪)

 最初に発表されたメンバーリストに名前はなかった。しかし、19日に追加招集が発表される。MF福田湧矢(G大阪)は初めてU-22日本代表に名を連ねることになった。

 東福岡高からG大阪に加入した昨季、高卒ルーキーながらも開幕スタメンに抜擢され、J1リーグ3試合に出場。2年目の今季は17試合と出場数を増やすだけでなく、最終節・浦和戦ではJ初得点を記録した。DF三浦弦太のロングフィードから最終ライン裏を突いて奪った記念すべきゴール。「結果が一番ほしかった。最後ああいう形で締めくくれたので、成長できたかなと思う」。

 東京五輪世代として、当然、本大会メンバー入りは目指すべきものだった。だが、焦りはなかった。「まずはチームのために戦い、そこで結果を出していけば自ずと見えてくると思った。いつも通りのプレーをするように心掛けてきた」と東京五輪、年代別代表を意識し過ぎるのではなく、まずはG大阪での結果を求めてきた。

 そして、つかんだ初選出。「うれしかった」と喜びを表しつつも、「でも生き残っていくことを考えないといけない」と視線は前だけを見据えている。「球際の強さや仕掛けの部分、裏への抜け出しは違った色を出せる。そういった部分でアクセントを付けられると思うので、強みを出していきたい」。自らの持ち味を存分に発揮して、“初舞台”での猛アピールに燃えている。

(取材・文 折戸岳彦)
▼AFC U-23選手権タイ2020(東京五輪最終予選)特集ページ

TOP