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[MOM3097]鹿島学園DF遠藤聖矢(2年)_空中戦は「絶対に負けない」。頭と声で牽引するリーダー

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鹿島学園高CB遠藤聖矢(左)が身体の強さを活かした守備で勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯決勝リーグ第2節 駒澤大高 1-2 鹿島学園高 グリーン土合グラウンドB面]

 今年、OBのFW上田綺世が法政大卒業を待たずに鹿島入り。U-22日本代表から日本代表にも選出されて注目されたが、鹿島学園高の新チームにも将来を期待される選手たちがいる。中でもCB遠藤聖矢(2年)は代表的な存在だ。

 鈴木雅人監督は、昨年度の選手権予選決勝で当時1年生だった遠藤を先発に抜擢。遠藤は期待に応えて堂々のプレーをして見せていた。そこから経験を重ねてきたCBは今、自信を持って相手アタッカー陣と対峙している。

 この日も最終ラインでのヘッドとチームを勇気づける声で存在感。「自分の一番の長所がヘディングなのでそこは『絶対に負けない』というのがあるのと、声を出してチームを引っ張っていけるような存在になりたいなと思っています」というDFは、駒澤大高のパワフルな攻撃を断ち切り、チームに白星をもたらした。

 本人はすでに県内のDFではなく、全国の同学年のDFたちをライバル視。身体の強さ、跳躍力、対人守備という武器をより磨いてチームを全国での勝利に導いていく意気込みだ。「個人としてはチームを勝たせられる選手になること。県内で5冠獲って、全国でも勝てるチームに仕上げていきたいなと思っています」。まずは後半に1失点し、チームが落ち着きを欠いてしまったことを反省して次の試合へ。得点力とロングスローも備える注目CBが横山杯でもチームを勝たせ続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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