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2季連続3冠の日テレ・ベレーザ、エース田中美南が“ゴラッソ”V弾「迷いなく打てた」

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田中美南が決勝点を決めた

[12.29 皇后杯決勝 日テレ1-0浦和L NACK]

 2年連続の3冠は“ゴラッソ”で決まった。前半7分、右サイドでCKを獲得した日テレ・ベレーザはMF籾木結花(23)が素早くクロスを上げると、走り込んだFW田中美南(25)が右足ボレーで合わせる。クロスバーの下に一直線に向かったシュートは、勢いのままにゴールネットを揺らした。

 マークについていた選手とやや距離があったことから、「早いボールが来れば当てれるなと思った」という。「迷いなく打てたと思います」と会心の一撃を笑顔で振り返った。

 今季もベレーザのエースとして活躍を続けた田中は、4年連続なでしこリーグ得点王を獲得。2年連続でMVPにも選ばれた。しかし今夏の女子ワールドカップメンバーから外れるなど、なでしこジャパンではなかなか輝けずにいる。

 今秋よりなでしこジャパンに復帰している田中は先日のE-1選手権にも参加。「何をしないといけないのかが分かった」と収穫も多い大会になったと振り返る。

 もちろん、来年に迫った東京オリンピックに出場したい思いを持つ。「1年を切っているけど、後悔のないようにやっていきたい」。日の丸戦士として必ず輝く。2020年も日本女子サッカー界のエースとして走り続ける。

(取材・文 児玉幸洋)
●第41回皇后杯特設ページ

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