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ハットトリックコンビだけじゃない!國學院久我山10番FW戸坂、6点目も派手にガッツポーズ

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FW戸坂隼人(3年)は得点後、喜びを爆発させた

[12.30 選手権開幕戦 國學院久我山高 8-0 前原高 駒沢]

 6点目が決まった瞬間、チームでこの日一番のガッツポーズを繰り出した。國學院久我山高の10番FW戸坂隼人(3年)は「いろんな思いが爆発しました」と笑顔で振り返った。

 前半から快調に得点を重ねた久我山だが、後半20分までの5得点はFW山下貴之の3得点、FW山本航生の2得点によるもの。3トップの中では戸坂だけが得点を決められずにいた。

 そんな中、後半24分に巡ってきた決定機。山本航からのパスをエリア内で受けた戸坂は、強引な切り返しで混戦を外すと、左足を豪快に振り抜く。ゴールネットを揺らすと満面の笑みとともに、ガッツポーズを繰り返した。

 いろんな思いの中には、この3年間、毎日両足のシュート練習を欠かさずやってきたという。「綺麗な形と言えるかわからないけど、思い切って振り切った結果、ゴールが決まったと思っています」。全国の舞台で成果が出たことが何よりも嬉しい。

 これ以上ない船出をした久我山だが、だからこそ次戦までの過ごし方が大事になる。年明け1月2日の2回戦は専大北上対龍谷の勝者となる。ただ「足元を見つめて、しっかりと明日からの練習したい」と話す背番号10に慢心は一切ない。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

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