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「決勝みたいな感じで行けば…」静岡決勝で開始18秒弾。静岡学園の鹿島内定MF松村優太、全国でも“電光石火”の一撃を

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c|鹿島アントラーズ}}内定の静岡学園高MF松村優太

 鹿島アントラーズ内定の静岡学園高MF松村優太(3年)は、“静岡決勝のように”キックオフからフルスロットルで相手ゴールに襲いかかる。

 30日、第98回全国高校サッカー選手権の開会式に参加した松村は、3年間待望していた舞台の大きさを実感。自身初となる選手権の開会式について「全部が見るのが初めてなんで。人が多いです」と語っていた。サインを求められるなど徐々に向上してきている知名度も実感。リラックスした表情を見せていた。

 とは言え、試合になれば開始から全力で相手に立ち向かっていく構えだ。「やっと明日から始まるので、まだ大丈夫ですけれども、気持ちが引き締まる思いがある」とコメント。そして、「決勝みたいな感じで行けば良いのかなと」と力を込めた。

 50m走5秒台の高速アタッカー・松村は、富士市立高との静岡県予選決勝で“電光石火”とも言える先制弾。インターセプトからDF2人をかわして決めたゴールは試合開始からわずか18秒で生まれたものだった。チームはここから大量6得点を奪って6-1で大勝。選手権初戦(31日)の対戦相手はプリンスリーグ中国王者の岡山学芸館高(岡山)だが、再び松村が“電光石火”の一撃でチームを勢いづける。

 今大会の目標について、「もちろん日本一目指したいですし、自分の力でチームを勝たせたいと思います」と語った高速アタッカーが、95年度以来となる全国制覇へ向けて初戦からゴールを連発する。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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