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[MOM3108]筑陽学園MF藤隆成(3年)_デザインしたCK、高速ストレートボールでV弾演出!!

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決勝点を演出したMF藤隆成(3年)(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 選手権1回戦 愛工大名電0-1筑陽学園 NACK]

 セットプレーをデザインし、狙い通りの右足キックを蹴り込んだ。筑陽学園高(福岡)の決勝点を演出したのはMF藤隆成(3年)。前半アディショナルタイム3分、左CKのチャンスに高速ストレートボールを蹴り入れ、FW岩崎巧(2年)の決勝ヘッドを生み出した。

 CKから再三チャンスを作っていた。巻いたボールは相手GKにうまく対応されたが、前半22分、右CKの場面で藤がストレート系の速いボールを入れると、ファーサイドのFW寺岡聖斗が頭で合わせる決定機を導いた。これはわずかに枠を外れたものの、「(ストレートを)嫌がっているなと思った」と好感触をつかんだ。

 そして迎えた前半ラストプレー、左CKのチャンスだった。青柳良久監督によると、「セットプレーは幾つか(形を)持っていて、選手たちが話し合ってアイディアを出していく」という自主性を重んじたスタイル。藤はチームメイトに声を掛け、「ニアに2枚を付けさせて、GKに触れられないようにファーで勝負しよう」と提案。デザインしたセットプレーが奏功した形だ。

 ポジションをつかんだ夏以降にキッカーを任され、キック精度を磨いてきた。選手権の舞台で同じ中学出身の後輩・岩崎との“老司中ホットライン”が開通。「練習通りにいいボールが来た」と岩崎が言えば、藤自身も「今日は自分の中でもいい感じのボールが蹴れた」と手応え。青柳監督も「もともとキックが得意。ここにきてスピードも良くなってきた」と名手の活躍を評価した。

「ヒガシを倒したい」と筑陽学園に入り、3年目に“絶対王者”東福岡を破って夢の舞台にたどり着いた。好きな選手は昨年度大会を沸かせた優勝校・青森山田出身のMFバスケス・バイロン(いわきFC)。一年後に同じ選手権のピッチに立ち、自らも眩い輝きを放った。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2019

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