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高知10番MF野島の決定的なボレーが防がれる…高知県勢は4年連続初戦敗退

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高知高はチャンスを決めきることが出来なかった(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 高校選手権1回戦 明秀日立1-0高知 ニッパツ]

 7年ぶり16回目の出場となった高知高(高知)だが、前半で負ったビハインドを跳ね返すことが出来ず、1回戦で姿を消すことになった。

 高知県勢はこれで4年連続の初戦敗退。2年前の高知西(●0-3)と同じ明秀日立高(茨城)に完封負けを喫し、県勢としては4年連続の無得点での敗退となった。

 決定的なボレーシュートだった。前半を1点ビハインドで折り返した後半、風上に立ったこともあり圧力を強めて行く。そして後半31分、左サイドから上がったクロスをFW野島唯暉(3年)がダイレクトで合わせたが、GK友野沖翔(3年)のビッグセーブに阻まれた。

 蹴った瞬間に足がつり、ボールの行方は見えなかったという。GKの反応をみて、止められたことが分かった。「あれを決めきる選手にならないといけない。10番はそういう選手。少ないチャンスを決めきることができる選手になっていきたい」。

 テクニカルな突破で脅威となったFW楠瀬海(2年)も、反省を口にする。「練習試合でも自分たちはギアが入るのが遅い。もっと前半からリズムを作れるようになりたい。来年、この地に帰ってくることが最終目標。来年こそ、(歴代最高成績の)ベスト8を越えられるように頑張りたい」と話した。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

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