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食野亮太郎所属、ハーツの2019年を地元紙が総括「悲惨な1年だった」

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ハーツに所属するFW食野亮太郎

 スコットランドの地元紙『エジンバラニュース』が、U-23日本代表FW食野亮太郎所属のハーツについて、2019年を総括している。

 その中で同クラブについて「2019年はダビド・バネセクの大失敗からリーグ最下位まで、ハーツにとって悲惨な1年となった」と伝えた。

「ハーツは2019年、年間51試合を行った。その中で勝利したのはわずか13試合のみ。13勝14分24敗という成績に終わっている。リーグ戦では38試合を消化して、たった6勝。これでは現在、スコティッシュ・プレミアシップにおいて11位に5ポイント離され、最下位に沈んでいるのも無理はない」

「チェコ人FWバネセクは2019年1月8日に到着するも、2週間後にはまったくもって使い物にならないFWだと評価が急落した。彼はたった5試合のみで夏にはハーツから去ることに」

「夏になり、コナー・ワシントン、クレイグ・ハルケット、ジェイミー・ウォーカー、スティーブン・ネイスミス、ロイック・ダムール、グレン・ウィーラン、ジョエル・ペレイラ、食野亮太郎らが加わった。再びヨーロッパのカップ戦に手の届く順位でフィニッシュできるのではないかと期待もあったが、それは寂しい希望に終わった」

「19-20シーズン途中にはクレイグ・レベインも途中解任となった。レベインが残していった混乱は、ハーツをスコットランドリーグにおいて危機的状況に晒すことになった。だが、最近はドイツ人指揮官ダニエル・シュテンデルの下、徐々に回復の兆候も見せつつある」

 記事では「シュテンデルはチームの状況を改善させる選手を求めており、今冬実際に仕事したことのある選手の加入を望んでいる。果たして救世主はエジンバラに現れるのだろうか」とリーグ最下位に沈むハーツは今冬の移籍市場で補強に動く見通しだと伝えている。

 今季、U-23日本代表FW食野亮太郎はマンチェスター・シティから1年間のレンタルでハーツに加わった。前半戦は16試合3ゴール1アシストという成績を残したが、後半戦はチームを浮上に導く活躍を見せることができるのだろうか。

 食野は2020年1月8日開幕のAFC U-23選手権に招集されたこともあり、今後しばらくU-23日本代表に帯同することになる。だが同選手にとっては所属先に戻ってからの後半戦、改めて真価が問われる状況となりそうだ。

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