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「どちらが上手くて、強い?」の注目対決は昌平が興國撃破!

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昌平高の2年生エース、MF須藤直輝(左)は先制点を決めた

[1.2 選手権2回戦 昌平高 2-0 興國高 浦和駒場]

 昌平が技巧派対決制す! 第98回全国高校サッカー選手権は2日、2回戦を行い、浦和駒場スタジアム(埼玉)で開催された地元・c昌平高(埼玉)と興國高(大阪)との一戦は2-0で昌平が勝った。

 前評判高い技巧派軍団・昌平、“最強クラスの初出場校”興國がいきなり激突した2回戦の注目カード。ゴール裏の一部を除くと、ほとんどの客席が埋まるほどの観衆が押し寄せた中で開催された一戦は、前半から互いに技術力、ポジショニングの良さなどを見せ合う好ゲームとなった。

 互いにボールを大事に繋いで組み立てようとする。その中で昌平はともに小柄だが存在感放つMF柴圭汰(2年)とMF小川優介(2年)のダブルボランチを中心にボールを動かし、U-17日本代表候補MF須藤直輝(2年)やMF紫藤峻(3年)のドリブル突破やFW小見洋太(2年)の思い切りの良いシュートなどで先制点を狙う。

 一方の興國はJ1クラブ注目のGK田川知樹(2年)がショートパス、非常に正確なフィードで攻撃の起点に。両SBが高い位置取りをする興國はセンス光るMF湯谷杏吏(2年)らが絡む形でジワリジワリとボールを前進させたり、フィジカル能力優れたU-17日本代表FW杉浦力斗(2年)の強さを活用した攻撃で相手にプレッシャーをかける。

 だが、昌平は俊足CB西澤寧晟(3年)が的確なカバーリングを見せるなど相手に決定打を打たせない。そして、徐々に狭い局面を打開する上手さで差を作り始める。24分に小川のスルーパスから須藤が放った右足シュートは興國GK田川が足でファインセーブ。興國は最後の局面でCB中島超男(2年)や金沢内定MF田路耀介主将(3年)が身体を投げ出して攻撃を食い止める。互いに守備の堅さも見せて前半0-0で折り返した。

 迎えた後半、昌平が地元の観衆を沸かせる。6分、小見が右サイドへ抜け出すと、サポートした小川が一度ボールを失いながらもPAで奪い返す。そして、須藤が自ら仕掛けたこぼれを拾ってシュート。これがゴールを破って先制した。

 さらに昌平は11分、ビルドアップする相手DFから鎌田がインターセプト。GKとの1対1を右足で制して2-0と突き放した。その後も昌平は相手を見ながらボールを繋ぎ、スペースを突くドリブルも含めて主導権を渡さない。そして鋭い抜け出しを連発する小見のシュートが興國ゴールを脅かす。

 興國は幾度か良い形でのボール奪取から仕掛けまで持ち込むシーンを作り出していたが、昌平の守りを切り崩すことができないまま試合終了。昌平の藤島崇之監督は「粘り強くやれたことが結果に繋がった」。互いに技巧派のタレントを多数擁し、そのスタイルからも「どちらが上手いのか」注目された一戦は、鎌田が「(興國も)凄く上手いチームですし、個人技では自分たちと同じくらい上手いのかなと思うんですけれども、それでも自分たちはそこを武器にしているんで、そこでは負けたくないです」と語っていた昌平が制し、3回戦へ駒を進めた。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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