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明秀日立は3枚替えで怒涛の反撃も…途中出場で2発の1年生FW根本「来年は全国のテッペンを」

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途中出場で2得点を挙げた明秀日立のFW根本琳生(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.2 選手権2回戦 神戸弘陵高 3-2 明秀日立高 ニッパツ]

 メッセージは明確だった。0-2とされた明秀日立高(茨城)の萬場努監督は後半10分に一挙3枚替え。ポジション変更も含めて3トップを総入れ替えし、FW海老原拓弥(2年)、FW根本琳生(1年)、FW藤原裕也(3年)が最前線に並んだ。

「これで攻めるしかないぞということを伝えたかった」という萬場監督の狙いはすぐに奏功する。2分後の後半12分、藤原のパスから海老原が右サイドを抜け出し、ゴール前にクロス。これを根本がヘディングで捉え、途中出場の3人が絡んで1点を返した。

 1年生の根本はこの日が全国大会初出場。投入直後のゴールで1-2とし、「もう1点取れば自分たちの流れになるし、勝てると思った」と、その後も怒涛の猛攻を見せたが、後半23分、海老原の右クロスに合わせたFW長谷川涼平(3年)のヘディングシュートが左ポストを直撃するなど、あと一歩のところで同点ゴールを奪えなかった。

 すると後半33分にPKで痛恨の3失点目。後半アディショナルタイムに再び海老原のパスから根本がゴールネットを揺らし、2-3と追い上げたが、あと一歩及ばなかった。「自分がチームを勝たせられなかった」。意地の2ゴールも勝利に結びつかなかった根本は試合後、号泣。キャプテンのMF大山晟那(3年)から「途中から入ってきて、よくやってくれた」と声をかけられると、さらに涙があふれ出た。

 FW長谷川皓哉(1年)、MF中沢駿斗(1年)という2人の1年生がスタメンに名を連ね、2年生もスタメンにMF中熊岳琉(2年)、MF石橋衡(2年)、FW楠原秀翔(2年)の3人いた。途中出場で2得点の根本が1年生、2アシストの海老原は2年生。この経験を来年度以降につなげていく土壌はある。県予選決勝でも途中出場で決勝点を決めていた根本は「まずスタメンになって、全国のてっぺんを取りたい。来年も再来年も得点王を狙っていきたい」と涙を拭いた。

(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2019

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