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[MOM3121]筑陽学園DF今田光(3年)_オーバーラップにロングスローにシュート!攻撃センス溢れる左SB

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決勝点を挙げた今田光(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 選手権2回戦 草津東1-2筑陽学園 味フィ西]

 草津東高(滋賀)は筑陽学園高(福岡)のサイド攻撃を警戒していた。「9番・過能工太郎(3年)、19番・藤隆成(3年)の両サイドにかかるSBのオーバーラップ。10番・寺岡聖斗(3年)をきっかけに長いボールが入ってくると、うちはバランスが崩れるかなと思っていたので蹴らせないように、そしてサイドで数的不利にならないように」(草津東・牛馬哲郎監督)。

 その目論見はある程度当たったといっていい。筑陽学園の青柳良久監督も「1回戦ではできていたサイド攻撃がガードされていた」と認める。

 しかし、筑陽学園の両SBはサイドのオーバーラップだけが得意なわけではなかった。右SB古賀健琉(3年)はプレスキッカーも務め、後半13分には右CKからのグラウンダーのボールに合わせ強烈なシュートを放っている。左SB今田光(3年)も、前半にゴール正面からあわやというミドルシュートを放った。加えて2人ともロングスローができる。アシスト役としてもフィニッシャーとしても攻撃の重要なオプションになっていた。

 その2人が輝いたのが後半37分。FKのキッカーとして古賀がゴール前に入れ、跳ね返ってきたボールを右サイドから持ち込み、相手DFを股抜きで抜き去り、マイナスのパスを供給。これをゴール中央で待ち構えていた今田が右足でシュート。ヒットしたとは言い難いが「コースにいってくれた」ボールは草津東ゴールの右隅へ。じりじりと押し込んでいた筑陽学園の攻撃のリズムを結実させる決勝ゴールだった。

「まだまだ、みんなと1試合でも多く試合がしたい。今日は前半受けに回ったサッカーをしてしまったので、次はしっかり自分たちのよさを出した積極的なサッカーをしていきたいです」(今田)。

 難しい試合の勝利をたぐり寄せた右足。勝てば勝つほど相手からの警戒度は高まるが、この試合の反省点である「積極性」を前面に出して超えていけるか。筑陽学園が躍進するキーポイントはここにある。

(取材・文 伊藤亮)
●【特設】高校選手権2019

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