beacon

「はるく」「れおん」に注目!全中優勝世代、日章学園高1年生レギュラーが市船撃破に貢献

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF葭岡遥来(左)とFW木脇蓮苑

[1.2 高校選手権2回戦 日章学園0-0(PK7-6)市立船橋 フクアリ]

 MF葭岡遥来(よしおか・はるく)とFW木脇蓮苑(きわき・れおん)。大会注目校の市立船橋を初戦で破った日章学園高のスタメンには、2人の1年生が名前を連ねている。

 2人は昨年度、全国中学校サッカー大会で日章学園を11年ぶりの日本一に導いた主力メンバー。高校に進学してからも葭岡は背番号7、木脇は同11を背負って、堂々としたプレーを披露している。

 市船戦でも張り詰めた空気の中で行われたPK戦で、木脇が5人目、葭岡が6人目のキッカーを任された。いずれも失敗したら終わりという状況下で、しっかりとした力強いシュートを蹴り込んだ。

 チームメイトも2人の堂々としたプレーぶりに感謝する。主将DF阿部稜汰(3年)は2人について、「自信を持ってプレーしてくれている」と評価。「判断がいいですし、いい緊張感でチームのプラスになるようなプレーをしてくれている」と信頼を語った。

 しかし2人は反省点も多かったと話す。木脇はミドルシュートなどを積極的に狙おうと思っていたが、なかなか思うようにいかなかったという。「明日は絶対に点を取りたいと思います」。

 葭岡は「メンバー外になった3年生の想いも背負って戦いたい」と気合を入れ直す。1年生で背番号7。奇しくも昨年夏の全中で破った相手である青森山田にいた今大会の注目ルーキーとして話題になっているMF松木玖生と同じだ。

 葭岡も「絶対に負けたくない」と意識を強めると、「山田とやることになったら絶対に勝ちたいと思います」と力強く話した。
 
(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

TOP