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超ロングワンツーゴール!青森山田10番MF武田英寿「自分らしくないゴール」

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MF武田英寿

[1.5 高校選手権準々決勝 青森山田3-2昌平 等々力]

 結果的にものすごく大きな得点になった。前半終了間際のアディショナルタイム2分、青森山田高(青森)はMF武田英寿(3年/浦和内定)がセンターサークルの横あたりから左サイドにロングボールを展開。MF浦川流輝亜(3年)が受けて折り返すと、ゴール前に走り込んだ武田が頭に当てて3点目を流し込んだ。

 超ロングワンツーパスを受けての今大会3点目。試合後、多くの報道陣に囲まれた武田は、「ボランチもあまりついてこなかったので、走り込んだら上手くボールが来た」と振り返ると、「あれは自分らしくないゴールでしたが、気持ちで押し込みました」と充実の表情を浮かべた。

 武田にとってもリベンジを果たした試合になった。18年のインターハイで青森山田は昌平に2点のリードをひっくり返される大逆転負けを喫した。「やり辛かったなという印象」を持っていた武田だが、前回奪えなかった3点目をしっかりと奪うという“反省”を生かし、チームを勝利へと導いた。

 2000年、01年度大会を連覇した国見高以来の快挙まであと2つと迫った。「埼スタに帰ることができて良かったと思います」と落ち着いた様子ながらも、闘志を燃やした武田。「しっかりコンディションを整えて、次に臨みたい」と11日の準決勝に目線を向けた。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2019

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