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「ほぼマツのゴール」の3点目アシスト! 鹿島内定MF松村優太「次は必ず自分がゴールを」

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高速ドリブルで沸かせた静岡学園MF松村優太

[1.5 選手権準々決勝 徳島市立高 0-4 静岡学園高 駒沢]

 全国屈指のテクニカル軍団が選手権ベスト4入り。静岡学園高は毎試合で魅せ、ここまで4試合15得点無失点。4試合を終えたMF松村優太(3年、鹿島内定)は「マークが厳しい中でそれなりのプレーはできたと思いますが、まだゴールは取れていないし、まだ何も成し遂げていない。次は必ず自分がゴールを取って勝てるようにしたい」と表情を引き締めた。

 1回戦から厳しいマークに遭い、「自分がおとりになることを意識している」と周囲を生かす意識を強め、強度の高い守備でも貢献してきた。警戒される中でも、この日は持ち前の高速ドリブルで2人、3人をかわしてクロスを上げ切るなど、守備網を切り裂いて観客を沸かせ、チームの3点目をアシストした。

 2-0で迎えた前半39分、右サイドでパスを受けた松村は前を向き、ドリブルを開始。「相手と1対1の状況だったのでまずはシュートを考えたんですが、ドリブルを始めた時に相手が切ってきてるなと感じたので、縦にいって浮かせたボールを出せば誰かいるんじゃないかと思った」。快速を飛ばして縦に切れ込むと、鋭いクロスを配給し、FW岩本悠輝(3年)のゴールをお膳立て。「ほぼマツのゴール」と岩本も感謝する好アシストだった。

 ここまで無得点だが、静岡県予選準決勝の浜松開誠館戦(○2-0)ではチームを勝利に導く2ゴールを決め、決勝の富士市立戦(○6-1)でも先制点を奪っただけに、大舞台になるほど強さを発揮する自負もある。「次はしっかり取れるようにしたい。結構周りからも『テレビに映ったら強いね』と言われる(笑)。次は大きいスタジアムですし、また楽しんでやっていきたい」と一週間後の埼スタを心待ちにした。

(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2019

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