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FW久保裕也のアメリカMLS移籍が決定! 「特別指定選手」で登録へ

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ゲントからシンシナティに加わるFW久保裕也

 アメリカ・メジャーリーグ・サッカー(MLS)のシンシナティは9日、ベルギー1部リーグのゲントからFW久保裕也を獲得したと発表した。背番号は『7』。かつてはMFデイビッド・ベッカム氏やFWティエリ・アンリ氏も活用した、サラリーキャップ制限がない「特別指定選手」としての登録になるという。

 1993年生まれの久保は2011年、高校3年生でJリーグデビュー。初年度からJ2リーグ30試合10得点を記録すると、13年夏に海外移籍を果たした。これまでスイスのヤングボーイズ、ベルギーのゲント、ドイツのニュルンベルクに在籍。ヤングボーイズではUEFAヨーロッパリーグ出場も経験した。

 今季からは期限付き移籍先のニュルンベルクからゲントに復帰していたが、負傷の影響もあって公式戦12試合3得点にとどまっている。また、現在ベルギーリーグはウィンターブレイク中だが、スペインでの冬季キャンプの帯同メンバーから外れており、今冬の移籍が濃厚とみられていた。

 昨年3月までは日本代表でも13試合プレーしており、第一線の日本人選手によるアメリカ移籍は異例のこと。また特別指定選手としての登録は日本人史上初だ。久保はクラブの公式サイトを通じて「野心的なクラブに加わることができることを楽しみにしている。プロキャリアの中で新たな刺激を求めている。自分にとってとても素晴らしい経験に」とコメントした。

 Jリーグと同じ春秋制のMSLは3月1日にシーズン開幕。2月12日の移籍ウインドー開放を待ち、外国籍選手としての正式登録となる。公式サイトで「すでに実力が証明されている攻撃選手を獲得できて嬉しく思う」と述べたジェラール・ナイカンプGMは「ユウヤの攻撃選手としての多才さはわれわれのグループに素晴らしいものを加えてくれる」と期待を寄せた。

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