サラゴサのMF香川真司にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のクラブからオファーが届いたようだ。スペイン『アス』が報じている。

　昨夏にドルトムントからスペイン2部のサラゴサに加入した香川。ここまで公式戦18試合に出場して、2ゴールを挙げる同選手だが、シーズンが進むにつれて徐々に調子を落とすなどスペインの地で思うような活躍を披露できていない。

　そんな中、同メディアによるとMLSのクラブが香川獲得に向けてサラゴサにオファーを送った模様。なお、クラブ名は明らかになっていない。とはいえ、一時は1月の移籍市場で新天地を求める可能性が報じられていた日本代表MFだが、この段階でサラゴサから離れることを考えておらず、後半戦での巻き返しを見据えているようだ。

　しかし、サラゴサでの香川の状況は簡単ではないと見られる。前半戦に期待に応えるだけの活躍ができなかっただけではなく、11月のハビ・プアドの加入や今冬の移籍市場でのアンドレ・ペレイラの補強など、さらに激しいポジション争いが待っている可能性がある。

　一方のサラゴサは、香川が退団を求めれば無理に引き留めはしないようだ。理由の1つとして、チーム2番目の高給取りであることが考えられており、同選手がクラブから離れることになれば、1月の移籍市場でのメインターゲットの1人であるジャイール・アマドールとの契約を目指すと予想されている。

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