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帝京長岡の今大会最初と最後のゴール決めたMF田中克幸「プロになることで恩返しを」

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ドリブル弾で一矢報いた帝京長岡MF田中克幸(3年)

[1.11 選手権準決勝 青森山田高 2-1 帝京長岡高 埼玉]

 帝京長岡高の今大会初ゴール、そして、最後のゴールを沈めた。約30mのドリブル弾でネットを揺らしたU-17日本代表MF田中克幸(3年)は「あのゴールで勢いをつけて逆転したり、同点、PKにつなげられたらよかったですが、山田は強かったです」と敗戦を受け止めた。

 0-2で迎えた後半32分だった。センターサークル内からドリブルをスタートした田中は相手をかわしてするすると前進すると、エリア内でも2人を外してコースを作り、PA内左から左足を振り抜く。「パスの選択肢は相手に読まれていたので、うまく選択肢を変えることができた。自分の間合いから相手の動きをよく見て、最後に振り抜きました」。右隅に突き刺したコントロールショットで1点差に詰め寄ったが、反撃はここまでだった。

「去年ベスト8で悔しい思いをして、この一年間積み上げてきたものは出し切れたと思う。悔いは残っていないです。3年間の集大成がここでよかった」。初戦の熊本国府高戦(○3-0)で決めたスーパーミドル弾がチームの今大会初得点。そして、青森山田から奪ったドリブル弾がチームとしても今大会最後の得点となった。

 岡山県出身の田中は帝京長岡でプレーするため、親元を離れて新潟県に渡った。3年間の挑戦は幕を閉じたが、「来てよかったです。夢見た舞台に立つことができた。緑の血が通っているというか、帝京長岡で過ごした3年間はとても濃いものだった。この先、別々の道に行ってもつながっていると思う」と仲間の存在に感謝した。

 京都内定MF谷内田哲平(3年)、町田内定FW晴山岬(3年)、愛媛内定DF吉田晴稀(3年)らJ内定トリオに負けない実力を持つ田中はプロからの誘いを断り、明治大に進学する。「4年後、プロに入って哲平、吉田、岬に負けず、プロに行ったら自分が一番活躍できる選手になりたい」と先のステージを見据えるレフティーは「長岡でお世話になった人たちにはプロサッカー選手になることで恩返しできたら」と強い決意を語った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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