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新生スーペルコパ、無冠レアルが“下剋上”優勝! 一発レッドで危機救ったバルベルデがMVPに

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スーペルコパを制したレアル・マドリー

[1.12 スーペルコパ決勝 R・マドリー0-0(PK4-1)A・マドリー]

 スーペルコパ・デ・エスパーニャは12日、決勝戦を行い、アトレティコ・マドリーを破ったレアル・マドリーが2シーズンぶり11回目の優勝を飾った。スコアレスで迎えた延長戦にはカウンターから大ピンチもあったが、MFフェデリコ・バルベルデが退場覚悟のスライディングで阻止。10人で迎えたPK戦を4-1で制した。

 大会史上初の下剋上優勝だった。今大会は昨季まで、リーガ・エスパニョーラ王者とコパ・デル・レイ覇者がシーズン開始前に対戦していた。しかし、今回から3年間は国外のサウジアラビアで4チームが参戦するレギュレーションに変更。リーガ王者のバルセロナ、カップ覇者のバレンシアに加え、リーガ2位のA・マドリー、リーガ3位のR・マドリー(カップ2位のバルセロナが重複するため)が参加権を得ていた。

 準決勝ではR・マドリーがバレンシアを3-1で下し、A・マドリーがバルセロナを3-2で撃破。本来であればタイトルで争うはずだった両コンペティションの優勝チームが、いずれも敗退するという波乱があった。そうして迎えた決勝戦では、昨季シーズン成績で格上だったA・マドリーに昨季無冠のR・マドリーが勝利。異例の下剋上が完成した。

 試合は拮抗した展開となった。前半は互いの守備陣が対人戦で奮闘し、ほとんど決定機はなし。後半5分、R・マドリーはFWルカ・ヨビッチが切り返しから左足で狙うも枠外。同21分、ヨビッチのクロスが相手に当たった浮いたボールにバルベルデが詰めたが、ヘディングはミートしなかった。A・マドリーは同35分、DFキーラン・トリッピアーの浮き球スルーパスにFWアルバロ・モラタが抜け出すも、シュートはGKティボー・クルトワが防いだ。

 延長戦は一転、オープンな展開。A・マドリーはMFビトーロ、R・マドリーはMFルカ・モドリッチとFWマリアーノ・ディアスが決定機を迎えるも、両守備陣が攻守を見せた。後半10分にはA・マドリーに千載一遇の決定機。スルーパスに反応したモラタがクルトワとの1対1を迎えようとしたが、R・マドリーのバルベルデが後方からのスライディングタックルで転倒させ、一発レッドカードと引き換えに大ピンチを防いだ。

 10人で迎えたPK戦、R・マドリーはDFダニエル・カルバハル、FWロドリゴ・ゴエス、モドリッチ、DFセルヒオ・ラモスが全員成功。一方、A・マドリーは1人目MFサウールのキックが左ポストに弾かれると、2人目MFトーマス・パルテイのキックもクルトワに阻まれ、敗戦となった。最優秀選手には終盤の大ピンチからチームを救ったバルベルデが選出された。

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