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ビエラ「バロテッリは集団スポーツに向いていない」悪童に手を焼いたと回顧

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パトリック・ビエラ監督とFWマリオ・バロテッリ

 ニース指揮官パトリック・ビエラが、2018-19シーズンの前半戦に指導した教え子FWマリオ・バロテッリのエピソードを明かした。

 ビエラ監督はイギリスメディア『デイリー・メール』のインタビューを通して「バロテッリは集団の中でプレーするスポーツに向いていない」と語っている。

「マリオは独特の価値観、考え方を持っていて、集団の中でプレーするのは難しかった。指導していて私も頭を抱えたよ」

「チームに浸透させたかった哲学があったし、組織としての約束事も選手たちには共有させたかった。それは監督として当然の仕事だったんだけど、その中でマリオだけはまともに向き合おうとしなかった。一緒に仕事をすることが困難だったんだ」

 2019年1月、バロテッリはニースを去り、同リーグのマルセイユに新天地を求めた。ビエラはその時のことを「これ以上チームにいても同じ方向性へ向かうことが難しいし、異なる道を選んだほうがいいと思ったんだ。だから私はマリオの移籍を容認したのさ」と振り返っている。

 ビエラは現役時代、インテルで若手時代のバロテッリと同僚に。後に移籍したマンチェスター・シティでも同じユニフォームでプレーするなど旧知の仲ではあった。だが、指導者に転身したビエラにとっては、バロテッリとの師弟関係構築が困難を極めたことで、それが苦い思い出となっている模様。

 2018年夏、オフ明けでニースに合流したバロテッリはその際、ベスト体重から12キロ超過、100キロ超えのウェイトでシーズンインしたと報じられたことでも話題となった。この直後、指揮官ビエラはメディアの前で「マリオは戦えるような準備がまったく整っていない」と不満を示していた。

 現在はセリエAのブレシアでプレーするバロテッリ。これまでピッチ内外で問題行動を起こすことから“悪童”の一面が強調されてきたが、その奔放ぶりは元同僚&恩師ビエラが見放すほどのものだったようだ。

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