beacon

アフリカ杯の開催時期変更はリバプールにとって“大惨事”!クロップが苦言を呈す

このエントリーをはてなブックマークに追加

ユルゲン・クロップ監督が苦言を呈す

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、アフリカ・ネーションズカップの冬開催はチームにとって“大惨事”だと主張した。

 今季、開幕から21試合負けなしを続け、プレミアリーグの首位を独走するリバプール。その原動力として、サディオ・マネモハメド・サラーナビ・ケイタらアフリカ出身の選手たちの活躍が光る。しかし先日、アフリカサッカー連盟(CAF)は2019年大会が夏に行われたものの、2021年大会を1月開催に変更することを発表する。

 これを受け、リバプールをはじめアフリカ出身選手を多く抱え、さらにクリスマスから過密日程の続くプレミアリーグ勢にとって大打撃になることが予想される。そんな中、17日の会見でアフリカ・ネーションズカップの日程変更について問われたクロップ監督は「私はこの大会が大好きだが、これ以上アフリカ・ネーションズカップをリスペクトできない」と話すも、苦しい心の内を明かした。

「いくら我々の冬の時期が気候的に適切だといっても、シーズン中に大会が開催されることは問題だ。それに、2つのオーケーとは言えない問題がある。1つはFIFAが2021年夏に大会を計画したこと。その1週間後に本来ならアフリカ・ネーションズカップが予定されるはずだ。とにかく大会が多すぎる」

「もう1つは、アフリカの選手の助けにならないこと。我々は1月や2月に大会があるからといってサディオやモー、ナビを売却しないが、シーズン中に4週間抜けることを考慮して選手を獲得しなければいけなくなる。クラブとしてこのように考えることは当然で、間違いなく選手たちへの助けにはならないだろう」

 さらに、「組織のトップとしてこの問題を解決すべき」と国際サッカー連盟(FIFA)への苦言を呈し、過密日程の末に重傷を負ったハリー・ケインに同情した同指揮官は、「シーズン途中でアフリカでプレーし、その後戻って来てもいつものように起用することは簡単ではない。誰も選手たちの幸福を考えていない。これは本当に重大なことだ」と主張。

 そして、リバプール指揮官としてチームにとって大きな危機であると強調した。「アフリカ・ネーションズカップが1月に戻ることは我々にとって大惨事だ。仮に選手の招集を拒否すれば、彼らは出場停止になるし、給料を払っているクラブですら選手が残るかどうかを決められないなんてことがあってもいいのか」と不満をあらわにしている。

●プレミアリーグ2019-20特集
●初月無料!!プレミアリーグはDAZNで独占配信中
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP