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不遇の時を過ごした古巣に遺恨なし…森岡亮太「アンデルレヒトを忘れたくはない」

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 シャルルロワのMF森岡亮太は、昨冬まで過ごした古巣アンデルレヒトでの時間が重要な経験だったと話した。

 2019年1月にアンデルレヒトからシャルルロワに加入した森岡。新天地でまもなく1年を迎える同選手は、ここまで公式戦38試合で10ゴール6アシストを記録し、今シーズンに至ってはジュピラーリーグ4位と好調を維持するチームの中で主力としての活躍を見せている。

 シャルルロワで輝きを放つ森岡は、ベルギー『Sport/Footmagazine』のインタビューで不遇の時を過ごしたアンデルレヒト時代について「(ワースランド・ベフェレンとの)大きな違いは戦術でした。慣れて、異なることをやり始めなければいけなかったです」と話し、苦労した理由を明かした。

「スタッツからもわかるように、ベフェレン時代は得点よりもアシストが多かったです。でも、アンデルレヒトでは僕が挙げた数ゴールはアシストよりも多かったです。このことは僕のプレーが変わらざるを得なかったことを表しています」

 それでも、古巣のことを悪く言うことはせず「十分なプレー時間を得られなかった中で、成長することができたので、アンデルレヒトのことを忘れたいとは思いません。仮にベフェレンから直接シャルルロワに移籍していれば、今のように6番のポジションでプレーできなかったと思います。アンデルレヒトでは守備に関するプレーを多く学び、ここに来てからはさらに良くなったと感じています」と口にしている通り、キャリアの中で重要な経験だったようだ。

また、最近では司令塔ではなく、守備的な中盤のポジションでプレーすることについても問われた森岡は「僕は自分のクオリティを理解しています。10番でプレーするよりも、6番のほうがプレーしやすく、時間やスペースを使ってもっと試合をコントロールできるようになりました」とポジション変更をポジティブに捉えていると話し、日本とヨーロッパの違いについても自身の考えを示した。

「日本人にとって最も難しいことは、フットボールへの適応ではなく、ヨーロッパの生活だと思います。本当にたくさんのことが異なります。僕の場合、それほど時間がかからなかったので、今もヨーロッパにいます。慣れることができないと、居心地の良さを感じることは難しいと思います。僕には家族がいたので、比較的簡単に慣れることができました」

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