パリSGに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペが、参考にしたいキャリアを明かしている。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』で語られた内容をスペイン『アス』が伝えている。

　2015年末に16歳にしてモナコでプロデビューを果たして以来、破格の才能を披露し続けているムバッペ。2018年にはフランス代表としてロシア・ワールドカップ優勝の立役者の一人になり、今シーズンもここまで公式戦22試合21ゴール12アシストを記録している。

　前述のロシアW杯ではペレ以来、史上2人目となる10代にして決勝で得点を決めた選手になるなど、すでに華々しいキャリアを歩んでいるムバッペだが、そのお手本にしている選手がいることを明かした。

「(リオネル)メッシのようなキャリアを歩むには遅すぎる。それなら、僕はモナコにとどまらなければならなかった。メッシから何かを吸収するのではなく、今の僕が参考にすべきなのはクリスティアーノ(ロナウド)のキャリアから受けるインスピレーションだ」

　メッシとC・ロナウドは現代最高の選手の座を争う選手たちだが、そのキャリアは対照的。メッシが幼少期からバルセロナ一筋を貫いているのに対し、C・ロナウドはスポルティングでデビューした後、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ユヴェントスとビッグクラブを渡り歩いている。

　また、ムバッペはC・ロナウドの加入によりユベントスが欠けていたものを手に入れたとの見解を示した。

「ユベントスは強者であり、それはここ数シーズンにファイナルでプレーしてきたことで示された。彼らは常に優位性を得るための何かを欠いていたが、今ではクリスティアーノがそれを与えている。彼は主要タイトルをもたらしてくれる選手だ」

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