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U-18日本代表スペイン遠征に臨む流経大柏DF藤井主将「相手が強くなればなるほど燃えるというか、楽しい」

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U-18日本代表スペイン合宿に参加する流通経済大柏高DF藤井海和

 2020年シーズンへ向けて選手権出場校をはじめ、各校がスタートを切っている。高校年代最高峰のリーグ戦、プレミアリーグEASTに所属する流通経済大柏高(千葉)は、1年時から主軸のDF藤井海和(2年)が新主将に就任。25日から実施されるU-18日本代表スペイン遠征メンバーにも選出されている藤井が新シーズンへ向けた思いや、年代別日本代表での活動への意気込みを語った。

―U-18日本代表選出。まず一つ評価してもらった。
「(U-18日本代表の影山雅永監督にプレーを見てもらう機会があった中で、)悪くないプレーができて、去年よりも一つ成長できたのかなと実感しています」

―代表で勝負していくための武器。
「今、自分のプレーの幅を広げるということで3バックの真ん中をやったりしている。その幅を広げるということと、(流経大柏で)キャプテンということもあって、精神的なところでもう一つ上のステージに立つということが、今求められていると思うので、意識してやっています」

―去年は代表候補合宿や高校選抜候補合宿でもっとできるというのがあった。
「去年の高校選抜候補合宿は遠慮していたというのを自分の中で感じているし、代表候補合宿でも全然自分のプレーができていないというのは分かっていたので、今回の高校選抜候補(1次)合宿からは、自分から3年生とかにも声を掛けて行って、話す、コミュニケーションという部分で一つチームとの距離を縮めて、自分のプレーができやすい環境に持っていくということを意識してたくさん話すようにしています」

―高いレベルでの万能性が一つ持ち味。
「この間の候補合宿でもSBという自分の中では新しいポジションだったんですけれども、自分の身長ならばSBもできた方が良いと思いますし、トップ下とか真ん中は全てできた方が良いし、プレーの幅と勝負できるところをどんどん増やせればなと思っています」

―ボール奪取に加えて、プラスアルファしたい部分については?
「今年は監督が(榎本雅大新監督に)代わってビルドアップというところにこだわったりもしていて、その中で自分にはまだ技術が足りないんですけれども、技術を補う見る力とか戦術眼を自分は持っていると思うので、そういうところを使えば、技術がなくても補えると思う。そこは(コーチの斉藤)礼音さんとかスタッフの方からも言われていることなので、意識しています」

―攻撃面でもよりコンスタントに力を出す。
「上っていって、最後のフィニッシュのところだったり、逆サイドに展開する長いボールのところだったり、そういう質のところとかはまだ足りないんですけれども、見えているけれど出せないというのが今の自分の状況だと思うので、あとは出せるようになる技術が必要だと思います」

―スペインと対戦できるのは楽しみでは?
「自分がどれくらい世界でも通用するのかというのはチャレンジできると思うし、プロになっても海外というところは一つ目標にしているんで、その中で海外の選手とどこまで戦えるか」

―がっつり行く。
「自分も相手が強くなればなるほど燃えるというか、楽しいし、楽しめる選手。そういうところで自分のメンタルというところも一つ勝負したいなと思っています」

―20年の高校サッカーを引っ張る一人に。
「多分、高体連の方の経験値は自分が一番高いと思うし、準優勝とか選手権に出れない経験をしているのも自分だけだと思う。人と経験値が違うと思うし、高体連だけでなくてもユースの中でもこういう経験ができているのは自分だけだと思うので、そこで一つ格が違うところを見せたいなと思っています」

―流経大柏の新チームの雰囲気はどうかな?
「新チーム最初は難しかったり、良い結果が出ていなくて、裏選手権でも桐光に0-3で負けたりしてひどい結果があるんですけれども。今合宿をやっていてキツい中で声をかけたり、一つチームの絆が高まっている。その上で競争というところが自分たちの代にはもっと必要かなと思っています」

―「やり切る」がテーマ。
「先制されたらひっくり返せない、勝てないという試合が今多くて1失点したらゼロで終わってしまうことや、守備も0-1で終われずに0-2まで行ってしまうことが課題だと思っている。(自分たちは)我慢だったり、『やり切る』というエノさん(榎本新監督)が言っていることが足りないと思う。走りも『やり切る』ということをスローガンにしてやっています」

―変化を感じる部分はある?
「(実施中の流経大柏最上級生合宿)一日目の100mダッシュよりは、(二日目の)一周走は全員が声を出して全員でチームと言う感じがして自分は凄く嬉しくて、全員で声を出してビリの選手とかも鼓舞して(タイム内に)入らせるような声がけがたくさんあって、もっと声のところでチームが良くなっていけば良いと思っています」

―藤井君の変化を榎本監督も口にしていたが、去年全国に出られなかった悔しさをもあって意識が変わったのでは?
「去年のプレーじゃプロになれないのは分かっているし、自分が一番経験があるのは分かっているし、その中でチームを勝たせないといけないと自分は一番思っています。誰よりも勝ちたいという気持ちは強いし、自分は日本一に導くということを課題として思っていて、一人ではできないんですけれども、そこでチーム全員を引っ張れるかというのが自分の力になると思っているんで、そこで一つ自分がやらないといけないという意識でやっています」

―静岡学園や青森山田ではなくて、今年は流経だと。
「世間的には今、『高体連は山田だ』みたいなところがファイナルも取ってあると思うんですけれども、そこを一つ倒せればなと思っています」

―3冠を掲げた理由。
「日本一を小目標にして3冠というのはインターハイを獲ったらそこで満足しちゃうのかと思ったら、そうじゃないなと。インターハイは獲りたいし、もちろんプレミアも獲りたいし、選手権は2年連続準優勝して今年は獲れていないし、絶対に獲りたいなと考えた時に『じゃ、3冠しかないかな』と自分の中で思って、それをチーム全員にミーティングの時に『3冠したいんだけど』と言った時にみんなも賛成してくれて、だから3冠しようと思っています。言ったからには厳しい練習もあると思うし、走りもあると思うけれど、それを耐えれば3冠は近づいてくると思うし、それをする力はある学年だと思っているので、どこまで引き出せるかが自分の力だと思っています」

―榎本新監督の指導は?
「今までエノさんの指導はあまり受けれなかった。新しい自分の引き出しやサッカー感を今もらっていて、その中でエノさんの言っていることは的確というか、そうだなと思わせてもらうことが多い。付いて行けば何かがあると思ってやっています」

―ユーモアもある。
「チームの雰囲気を良くする声がけもしてくれたりしている」

―なぜキャプテンに。自然になったと聞いたが?
「ということもあったんですけれども、自分も去年の1年とか、選手権に1年で出た時とかを振り返って、自分がやるべきだと思ったし、自分が一番悔しい思いをしたのがあったので、『勝たせたい』という思いや『日本一になりたい』という思いがあった。そして、(キャプテンとして)優勝旗や優勝カップをみんなで笑いながら掲げたいという思いがありました」

(取材・文 吉田太郎)

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