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南野の今の忍耐は成功への布石? クロップの過去にヒントか…英紙が指摘

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今冬にリバプールへ加入したFW南野拓実

 リバプール加入後、出場機会が限られているFW南野拓実について、地元紙『リバプール・エコー』はポジティブな見方をしているようだ。過去に同じような境遇から主力へと駆け上がった選手たちを例に挙げ、成功に必要なものとして「辛抱強さ」を求めている。

 今冬に加入した南野は5日のFAカップ3回戦エバートン戦で先発メンバーとして新天地デビューを果たしたが、その後のプレミアリーグ2試合はベンチ入りしながら出番を得られず。リーグ戦のデビューは、FWサディオ・マネの負傷もあって前半33分に緊急投入された23日の第24節ウォルバーハンプトン戦だった。

 ここまで公式戦の出場は2試合。しかし、『リバプール・エコー』は「心配するべきではない」とし、過去にレギュラーをつかみ取った選手たちの事例を紹介している。

 同紙によると、明白な例は2017年夏に加入したDFアンドリュー・ロバートソンだという。初年度の2017-18シーズン、第14節まで出場2試合だった同選手は、第15節以降にスタメンを勝ち取り、20試合に出場した。同紙は「クロップが彼をゆっくりとチームにフィットさせようとしたため、彼はレギュラーになる前に辛抱しなければならなかった」と振り返っている。

 また、クロップ監督は2018-19シーズンに加入したMFファビーニョにも同様の起用法を選択。第9節までリーグ戦デビューを待たなければならかったブラジル代表MFだが、そこから定位置を確保し、リバプールの中盤になくてはならない存在となっている。同じくMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンもアーセナルから移籍した2017-18シーズン(リバプール加入は第4節から)、加入後7試合でベンチスタートとなり、リーグ戦初スタメンで初得点を挙げた第11節ウエスト・ハム戦をきっかけに先発出場を繰り返すようになった。

 同紙は「ミナミノがレギュラーをつかむまで忍耐強くならなければいけないかもしれないが、クロップはほぼ確実に彼のための計画を持っているだろう」と見解を示し、「ロバートソンやファビーニョの成功に目を向けると、新加入選手がベンチに控えることは必ずしも悪いことではない」と先を見通している。

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