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超攻撃的アタランタが今季2度目の7ゴール! セリエA断トツ首位の得点力でトリノ粉砕

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MFヨシプ・イリチッチ(右)がトリプレッタ(1試合3得点)を達成

[1.25 セリエA第21節 トリノ0-7アタランタ]

 セリエAは25日に第21節を行った。アタランタは敵地でトリノと対戦し、7-0で勝利。今季2度目の大量7得点で3試合ぶりに白星を手にした。

 昨シーズンはクラブ史上初となるリーグ3位となり、初のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場を決めたアタランタ。欧州最高の舞台でも決勝トーナメント進出を決めるなど今シーズンも躍進は続いている。しかし直近2試合はインテルにドロー、格下SPALに黒星と苦杯をなめていた。

 だが、今節は持ち前の攻撃力が大爆発。負傷から復帰を果たして急激に調子を上げるFWドゥバン・サパタ、MFヨシプ・イリチッチ、そしてチームの要であるFWアレハンドロ・ゴメスを中心に、序盤から得点を積み重ねていく。

 アタランタは前半17分、DFホセ・ルイス・パロミーノが左サイドでボールを奪ってそのままPA左へ。クロスを上げると、ファーサイドのイリチッチが押し込んで先制に成功する。その後も攻勢を維持し、同29分には右CKからのこぼれ球をMFロビン・ゴセンスが左足ボレーで仕留め、2-0と点差を広げる。

 前半終了間際には、190cmながらも巧みな技が光るイリチッチが右サイドからPA内に進入。相手DFのファウルによりアタランタがPKを獲得する。キッカーはサパタが務め、しっかりとゴール。負傷明けのエースが昨年10月6日のセリエA第7節・レッチェ戦(○3-1)以来となる約4か月ぶりの得点を挙げ、3-0とした。

 アタランタは前半を3-0で折り返すと、後半8分のスーパープレーでゴールラッシュを再スタート。センターライン付近で相手のハンドでFKを獲得すると、イリチッチは相手選手が置いたボールをクイックリスタートで大きく蹴り上げる。山なりの弾道はそのままゴール右隅に吸い込まれた。

 さらにその1分後には自慢の前線が躍動。中盤のA・ゴメスは前線のサパタとの縦パス交換で敵を引き付けると、PA中央でフリーとなったイリチッチに絶妙のパスを通す。イリチッチはGKとの1対1を冷静に決め切り、トリプレッタ(1試合3得点)を達成した。

 トリノは後半31分にDFアルマンド・イッゾが2回目の警告で退場に。数的優位に立ったアタランタは後半41分にPKを獲得し、途中出場のFWルイス・ムリエルがゴールを決める。その2分後には、A・ゴメスの左サイドからのパスに反応し、ムリエルがPA左から再びゴール。7-0と得点を積み重ねた。

 試合はアタランタが大量7得点で快勝し、3試合ぶりの白星に。1試合7得点は10月27日のセリエA第9節・ウディネーゼ戦以来となる今季2度目の快挙となった。また今季のリーグ総得点は、ラツィオの46得点、インテルの41得点、ユベントスの39得点から大きく引き離し、57得点でトップに立っている。

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