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神村のエースMF濱屋が同点弾&決勝アシスト!日本高校選抜候補を逆転勝ちへ導く

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4本目22分、日本高校選抜候補はMF濱屋悠哉(神村学園高3年、右端)が同点ヘッド

[1.26 練習試合 日本高校選抜候補 3-2 流通経済大 時之栖裾野G]

 日本高校選抜候補は4本目に逆転を許し、残り約10分まで1点ビハインド。そこから2点を奪い返して3-2で競り勝った。この逆転劇の立て役者となったのが、MF濱屋悠哉(神村学園高3年)だ。

 4本目22分、濱屋はMF佐藤陽太(京都橘高3年)の絶妙な右FKから同点ヘッド。DFとGKとの間に落ちてきたボールに飛び込み、シュートをゴール右隅に流し込んだ。

「キッカーがめちゃくちゃ良かったので合わせるだけでした」という同点ゴールに加え、濱屋は決勝点もアシストした。2-2の4本目29分、「(4本目だけのスコアは1-2と)負けている状況だったので、前から守備して、何としても獲って、点を決めて勝たないといけないというのがありました」というMFは、敵陣中央でのプレッシングからインターセプト。そのまま左サイドのエンドライン際まで持ち込むと、狙い澄ましたクロスボールをFW田海寧生(丸岡高3年)の頭にピンポイントで合わせて見せた。

 鹿児島王者・神村学園のエースは合宿開始当初、「緊張してあんま力を出せていなかった」というが、3日目となり、徐々に慣れて、周囲の特長も理解。練習試合では前日の専修大戦に続いて2試合連続でゴールを決めている。

「結果が全てだと思うので結果が残せて良かったと思います。(合宿最終日は)自分の長所であるドリブルとかを出して、色々なことを学んでチャレンジしていきたい」と濱屋。19年の九州を代表するアタッカーが、日本高校選抜入りするために結果を残し続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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