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ザッケローニ氏が持論「セリエAが再び世界最難関のリーグに。イブラはバロンドール級」

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アルベルト・ザッケローニ

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリアラジオ『TMW Radio』のインタビューに応じ、セリエAなどについて語った。

 過去にユベントスやインテルなどビッグクラブの指揮官を歴任し、ミランではスクデットを獲得した経験を持つザッケローニ氏。そんなザック氏が今シーズンのセリエAにおける優勝争いについて自身の見解を示した。

「ユーベが本命であることに変わりはない。ナポリが途中で脱落し、インテルもポイントを取りこぼし始めた。ラツィオはコッパ・イタリアから敗退。期待に応えることができなかったが、素晴らしい成績を残す可能性はある。それでもユーベが他のどのチームよりも実力がある。ただカルチョには不確定要素がつきまとう。サプライズが起きるかもしれないね。ユーベの覇権が終わることで、リーグにより関心が寄せられるようになるだろう」

「インテルについては現在、中盤の選手の得点が少ないように思う。(アシュリー・)ヤングや(ビクター・)モーゼスを獲得し、両サイドの補強に努めている。(アントニオ・)コンテはチェルシー時代にもモーゼスを配下に持ったが、あの時はスペースがなかった。これからモーゼスが貪欲な姿勢で実力を示すことができるか見守りたい。ファンは一定のレベルの選手を待ち望んでいる。素晴らしい貢献ができると良いね。セリエAは再び世界で最難関リーグになったのではないかと思う」

 続いてザッケローニ氏は、低迷していたミランに変革をもたらした新加入のFWズラタン・イブラヒモビッチについて言及。38歳のスウェーデン人FWを絶賛した。

「リーダーシップを発揮し、チームに平静をもたらした。イブラは偉大なプロフェッショナルだ。かつてのような運動量はないが、決定力は健在だ。彼がバロンドールを受賞したことがないなんて恥ずべきこと。行く先々で優勝した選手であり、重要な局面で均衡を動かすことができるという点では、(リオネル・)メッシや(クリスティアーノ・)ロナウドにも勝る。彼ほど何度も移籍を経験し、様々なリーグで優勝を重ねてきた選手はいない。スペインは最も難しいリーグではない。イタリアには他にはない戦術という要素がある。C・ロナウドはやって来たばかりだが、イブラはここで長年プレーし、優勝してきた」

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