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東京五輪予選に臨む中国女子代表、開幕後までホテルで隔離…一部主力は帯同できず

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遠征に帯同できなかったMFワン・シュアン(写真左)

 東京五輪女子サッカー競技のアジア最終予選に参加するため、開催地のオーストラリアに到着した中国女子代表が、現地のホテルに隔離されているようだ。複数の現地メディアをはじめ、イギリス『BBC』などが報じている。

 アジア最終予選は2月3日から9日、オーストラリアのシドニーで開催される。当初は中国・武漢で開かれる予定だったが、新型コロナウイルスの発生が確認されたため今月22日に南京へ変更。それでもウイルスの感染者が広がり続けたため、中国側が開催地を返上するという事態に発展していた。

 そうした中、今月22日まで武漢で合宿を行っていた中国女子代表チームが29日午前、ブリスベンに到着。現地州政府の「中国の都市を離れた後、2週間は接触を断つ」という規制により、2月5日までホテルで隔離されることが決まった。

 現地メディアによると、選手たちはすでにウイルス検査を受けており、陽性反応が確認された選手はいなかったという。もっとも、大会の開幕日は隔離期間中の2月3日。タイ、台湾、オーストラリアとの対戦が決まっているが、開幕日がずれ込む可能性もあるようだ。

 なお、中国女子代表は旧正月のため故郷・武漢に帰省していた4選手が遠征にも帯同できず。その中には昨年12月のEAFF E-1選手権で日本女子代表戦にも出場していた主力のMFワン・シュアン、MFヤオ・ウェイも含まれている。

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