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R・マドリーに挑んだサラゴサ、香川が積極シュート&絶妙パスも完敗

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サラゴサMF香川真司

[1.29 コパ・デル・レイ4回戦 サラゴサ0-4R・マドリー]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は29日、4回戦を各地で行い、MF香川真司所属のサラゴサ(2部)はホームでレアル・マドリーに挑んだ。トップ下でフル出場した香川は前半から積極的にシュートを放ったものの、相手守備陣にことごとくブロックされてゴールを割ることはできず。チームは0-4で完敗し、ベスト16で大会を去った。

 香川はマンチェスター・U時代の2013年、ドルトムント時代の17年にそれぞれUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でR・マドリーとの対戦を1試合ずつ経験。初めてのスペイン移籍を果たした今季、国内カップ戦の舞台で3度目のチャンスが巡ってきた。

 試合はサラゴサにとって苦しい展開でスタートした。前半6分、R・マドリーはMFトニ・クロースがショートコーナーからDFダニエル・カルバハルのリターンを受け、グラウンダーでのクロスを配球。ニアポスト脇でMFビニシウス・ジュニオールがスルーすると、ファーのDFラファエル・バランが押し込んで先制点を奪った。

 サラゴサは前半23分、ペナルティエリア右寄りでボールを受けた香川が細かい持ち出しから左足で狙うも、ボールは相手ディフェンダーが触って枠外へ。香川は30分にも立て続けにシュートを放ったが、いずれもブロックされた。すると32分、R・マドリーは敵陣でのボール奪取からMFルーカス・バスケスが決めて追加点。前半を2点のリードで終えた。

 後半のR・マドリーは自陣からしっかりボールをつなぎ、落ち着いた試合運びを見せる。一方、サラゴサは14分に2枚替えを敢行し、主力のFWルイス・スアレスとMFアレックス・ブランコを投入した。香川は18分、DFエンリケ・クレメンテの横パスから決定機を迎えるも、ダイレクトで放った左足シュートはわずかに枠の上に外れた。

 勢いを強めるサラゴサは後半25分、香川がペナルティエリア内でのクイックターンからスアレスに絶妙な横パスを送るも、スアレスのシュートはミートせず。すると27分、R・マドリーはMFハメス・ロドリゲスのスルーパスに抜け出したビニシウスがループで決めて3点差。勝負は決定的となった。

 直後に3人目の交代が行われたためフル出場が決まった香川は後半33分、鋭いターンから再びスアレスにスルーパスを通したが、スアレスのシュートはGKアルフォンス・アレオラのスーパーセーブに阻まれる。R・マドリーは35分、FWカリム・ベンゼマのゴールで追加点。終盤には香川が果敢にシュートを放ったがこれも枠を捉えられず、完封勝利を挙げたR・マドリーがベスト8に進出した。

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