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入場者数“水増し”の奈良クラブ、Jリーグ百年構想クラブ資格の解除条件付き失格

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Jリーグが奈良クラブの百年構想クラブ資格について発表

 Jリーグは30日、奈良クラブ(JFL)のJリーグ百年構想クラブ資格の認定について、解除条件付きの失格とすることを発表した。

 奈良クラブはJFLの2015年シーズンから2019年シーズンまでの5年間に、Jリーグ入会条件の1つである入場者数の偽証をクラブ代表の指示により意図的に行っていたことが、外部からの通報により発覚。Jリーグ百年構想クラブ規程およびJリーグ規約に反する行為により、Jリーグ百年構想クラブ資格の解除条件付き失格が決まった。

 失格が解除されるには、「ガバナンス強化」「入場者数カウント方法の改善」「ステークホルダーからの信頼回復」の3つの事項が実効的に機能し、実践されているとJリーグ理事会に判断されることが条件となっている。

 また、奈良クラブが2021年シーズンのJ3クラブライセンス申請を行うためには、6月に開催される理事会で失格が解除される必要があるという。

 奈良クラブは今回のJリーグからの発表を受け、クラブ公式サイト上で「本件に関しましてファン・サポーター、パートナー企業、関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

 続けて「今回の決定を厳粛に受け止め、2月1日より新社長に就任される浜田 満氏の指揮のもと、今後はこのようなことが再び起きないよう対策を徹底し、規定に則った運営に努めてまいります。また、ガバナンスの強化を図るとともに、役職員および関わるスタッフ全員のコンプライアンス意識を高め、再発防止、信頼回復に努めてまいります」と表明した。

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