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南野、憧れのリバプール選手に元Jリーガーの名前も

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インタビューに応じたFW南野拓実

 リバプールのFW南野拓実が現地でインタビューに応じ、加入からの1か月間を振り返った。英『スカイ・スポーツ』がコメント内容を伝えている。

 南野はザルツブルクから今年1月1日付でリバプールへと移籍し、ここまでリーグ戦1試合、FAカップ2試合に出場。インタビューではリバプールに加入した理由、マージーサイドでの生活、そしてユルゲン・クロップ監督から最初にかけられた言葉などを明かしている。

「リバプールに来ることを選んだのは、子供の頃からの夢の1つだったからです。彼らにノーと言う理由はありませんでした」

スティーブン・ジェラードフェルナンド・トーレスが好きで、リバプールは僕の好きなクラブの1つでした」

「0-3から追いついた彼らの強いメンタリティーにとても感銘を受けました。2005年のチャンピオンズリーグ決勝でミランと対戦した彼らの後半のプレーをよく覚えています」

 子供の頃からリバプールが好きで、当時の憧れの選手として現レンジャーズ監督のジェラード氏や昨年8月に鳥栖で現役を引退したF・トーレス氏の名前を挙げた南野。ミランに0-3から追いつき、PK戦の末にビッグイヤーを獲得した“イスタンブールの奇跡”は今でも強く心に残っているようだ。

 そして今年1月1日付でザルツブルクからリバプールへと移籍し、ついに夢を叶えることになった。加入直後の5日に行われたFAカップ3回戦エバートン戦(○1-0)で先発として新天地デビューを果たすと、23日のプレミアリーグ第24節ウォルバーハンプトン戦(○2-1)で途中出場によってリーグ戦デビュー。続く26日のFAカップ4回戦シュルーズベリー戦(△2-2)でもスタメン起用されている。今はプレミアリーグやリバプールのサッカーに少しずつ適応している段階だ。

「まずはチームの戦術に合わせることです。その後、自分の強みを見せたいと思います」

「練習から100%でプレーしてチームメイトや監督にアピールして、もっと良くプレーできるようにしなければなりません」

 加入から1か月の南野だが、ピッチ外ではすでにマージーサイドの生活に順応してきているようだ。

「新しく住む家は見つけました。生活は落ち着いてきているので、リラックスして住んでいます」

「選手みんながとても歓迎してくれていますが、近くに住んでいるナビ・ケイタサディオ・マネが特にそうですね。ドイツ語を話せる選手がいるのも非常に助かっています」

「スケジュールはとても厳しいので、あまり英語を勉強する時間はありません。でも、移動するときは本を読んで言葉を覚えようとしています」

 また、南野はクロップ監督にかけられた最初の言葉が強く印象に残っていると明かしている。

「彼の言葉を忘れることはできません。クラブに加入してから2、3日後、彼は僕がやりたいようにプレーするようにと言いました」

「彼がそう言ってくれたのは、選手として本当にうれしかったです。彼はロッカールームでも選手をやる気にさせるのがとても上手なので、練習や実際のゲームで彼の気持ちに応えたいです」

 リバプールは第24節終了時点で2位マンチェスター・シティに勝ち点19差をつけて首位を独走している。南野は「まだプレミアリーグのタイトルを獲得できるかどうかは分かりません。だから100%確実にするため、チームに貢献し、力と強さを与えたいです」と誓い、個人として「最も近い目標は試合に出場し、ゴールを決めるかアシストすること」と意欲を示した。

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