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FW加納擁する静学完封。藤枝東の大型レフティーCB稲葉主将は「自信になります」

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藤枝東高の大型CB稲葉楽主将

[2.1 静岡県高校新人大会準決勝 藤枝東高 2-0 静岡学園高 愛鷹多目的G]

 藤枝東高対静岡学園高の好カードにはJ1、J2の複数の強化担当者が訪れていた。その中で関心を寄せられている藤枝東のCB稲葉楽(2年)や左SB鈴木登偉(2年)がアピール。稲葉は静岡学園の注目FW加納大(2年)に得点を許さなかった。

 稲葉は「加納君は全国でもかなり上手いプレーヤーなので、それを抑えられたのは自信になります」とコメント。ボールが入ると、ターンからシュートに持ち込んでくるストライカーに対し、面を作って守ること、ボールに触らせないことを意識して守り、シュートも1本しか打たせなかった。

 185cmを超える長身を持つ大型レフティー。下級生時から我慢強く起用されてきたことで経験を重ね、体のバランスも向上してきた。この日は縦につけるパスやフィードにもチャレンジ。「ボールを持った時が一番面白いところ。ミスしてしまうこともあるんですけれども、楽しみながらやっています」という稲葉はミスを怖れずにプレーしながら、将来へ向けてレベルアップしてきている。

 C大阪U-15出身。同じ大阪出身の静岡学園高DF田邉秀斗(2年)が選手権日本一に輝いたことに対して、嬉しさと悔しさの両方の気持ちを持っていたという。田邉は選手権後にU-18日本代表、日本高校選抜へステップアップ。次は自分が全国で輝く番だ。「高さでヘディングは絶対に誰にも負けないので、長所として見てもらいたい。ボールを持った時の安定性はあると思うし、縦パスの一発とか狙えるんで見てもらいたいです」と意気込んでいる。

 昨年は神戸弘陵高CB田平起也(3年)、興國高MF田路耀介(3年)とC大阪U-15から高体連の道を選んだ先輩たちがプロ入り。同じくC大阪U-15から藤枝東へ進学した稲葉は「良い例を見せてくれたので手本にしたいというのがあります」。静岡県下有数の進学校である藤枝東は大学進学を希望する選手が多いが、稲葉はチャンスがあれば高校から直接プロ入りすることを考えている。

 前主将が選手権予選後に受験勉強へ切り替えたため、稲葉は昨シーズン終盤から名門のキャプテンを務めてきた。嫌われ役になることも厭わずに厳しさを求めるリーダーは今年、プロ入り、全国制覇という目標に全力で挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)

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