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「彼は最後の日まで…」モウリーニョ、エリクセンを重用しなかった理由を明かす

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今冬、トッテナムからインテルに加わったクリスティアン・エリクセン

 トッテナムを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督が、今冬の移籍市場で同クラブからインテルに移籍したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンについて口にした。

 トッテナムで7年目のシーズンを迎えていたエリクセンだが、今季限りとなっていた契約を延長する意思がなかったため、クラブは移籍金が発生する今冬に売却を決断した。昨年11月にトッテナムの指揮官に就任したモウリーニョ監督は、エリクセンをベンチに置くことも多く重用することはなかったが、これは本人に退団の意向を明確にされていたことからの対応だったと明かした。

「(エリクセンの意向は)かなり前から知っていた。彼とのモラル上、話すことはなかったがね。私が就任した初日、彼から契約を更新するつもりがないことを告げられたよ。いくつかの疑念があったトビー(アルデルワイレルト)に関しては説得を試みたが、クリスティアンの場合は違った。彼はもう決めていた。だからその瞬間から、私は彼に頼らないチームを構築することを目指したんだ。それこそ私が彼を重用しなかった理由だ」

 一方でモウリーニョ監督は、エリクセン自身のチーム内での態度は見事なものだったと称賛している。

「だが同時に、クリスティアンは素晴らしいプロでもあった。クラブ、そしてチームメートたちを常にリスペクトしていた。彼の状況を鑑みれば、ちょっとチームの関係性で制限がかかり、難しくなることもあるはずだ。だが彼は最後の日まで、チームを助けようと奮闘してくれ、ドレッシングルームでも本当にポジティブに努めていた」

 エリクセンはトッテナムで公式戦305試合に出場して69得点89アシストを記録。エリクセンを流出したチームは、今冬の移籍市場でベンフィカからMFジェドソン・フェルナンデス、PSVからFWステーフェン・ベルフワインをそれぞれ獲得している。

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