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韓国でのC・ロナウド欠場問題、「精神的苦痛」によりファン2名に賠償

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ユベントスに所属するFWクリスティアーノ・ロナウド

 昨年7月にユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドがKリーグ選抜との親善試合を欠場した件に関して、ファンに少額の賠償金が与えられることとなった。

 ユベントスは2019-20シーズン開幕前、プレシーズンマッチのために韓国を訪れてKリーグ選抜と対戦。しかし、チケットが3分以内で完売して6万5000人の観客が詰めかけるなど大盛況だったその試合には、C・ロナウドが出場せず。

 韓国の複数メディアによれば「ユベントスと主催者の間でC・ロナウドの45分出場規定はあった」とも伝えられており、検事出身の敏腕弁護士がユベントスとC・ロナウド本人、そして試合を主催した会社に対して「詐欺容疑」でソウル地方警察庁サイバー捜査隊に告発したことが報じられていた。

 そしてこの度、主催者に対して訴訟を起こしていた2人のファンに対して、それぞれ「精神的苦痛」を理由とする賠償金194ポンド(約2万7600円)とチケット代の全額返金で計240ポンド(約3万4100円)が支払われることで決着している。

 弁護を請け負ったキム・ミンキ氏は「The Fasta(主催会社)は自らの利益のためにクリスティアーノ・ロナウドのファンを騙した。ロナウドのファンにとっては、彼らが称賛して生涯サポートしていくつもりだった選手を失うことに等しい」とコメントした。

 さらに、この問題がこれで終わる可能性は低く、87人のファンが民事訴訟を起こしている。そのファンたちが勝訴した場合、賠償額は一人当たり614ポンド(約8万7000円)となるようだ。

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