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派手さ増す神戸、勝利へのカギは守備陣が握る…大崎玲央「新しい選手と競争を」

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[2.8 富士ゼロックススーパー杯 横浜FM3-3(PK2-3)神戸 埼玉]

「今までに見たこともない展開だった」。両軍のべ9人が失敗する前代未聞のPK戦を戦い終えたヴィッセル神戸トルステン・フィンク監督は疲れ切った様子で振り返った。

 蹴っても蹴っても決まらなかったPK戦とは対照的に、試合は6つのゴールが生まれる打ち合いになった。攻撃的サッカーを掲げるチーム同士の名に恥じぬ、豪快な試合になった。

 しかし攻撃面のレベルアップは目を見張るものがあるが、一方で3失点したという結果は改善の余地を残す。DF大崎玲央も「ドウグラスが前線に入ったことで攻撃のバリエーションが増やせる」と手ごたえを語るが、「失点のところもそうですし、試合内容も全然マリノスの方が上だった。まだまだですね」と守備の改善を誓う。

 競争の激化が刺激になっている。この日のDFラインは大崎を中央に右にDFダンクレー、左にDFトーマス・フェルマーレンを配置。ただ12日に初戦を迎えるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では外国籍選手の登録枠の都合上、この日ベンチ入りしたDF渡部博文や、新戦力のDF菊池流帆、DF山川哲史といった選手らとDFラインを構成する可能性がある。

 大崎自身も安泰ではないと自覚する。「スタメンで出るために僕もアピールしていかないといけない。新しい選手が入ってきて、上手く競争ができればいい。僕自身も彼らから学ぶことはあるし、切磋琢磨しながらやっていきたい」。勝利のカギはやはり守備陣が握る。

(取材・文 児玉幸洋)
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