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「最悪のPK戦」英紙が「良くないシュート」と取り上げた選手は…

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日本の珍事に海外メディアも反応

[2.8 富士ゼロックススーパー杯 横浜FM3-3(PK2-3)神戸 埼玉]

 両チーム合わせて9人が連続で失敗するというヴィッセル神戸横浜F・マリノスのPK戦に、英『デイリー・メール』が注目している。

 富士ゼロックススーパーカップが8日に開催され、2019年シーズン天皇杯王者の神戸と同J1覇者の横浜FMが激突。両軍とも譲らず、3-3でPK戦にもつれ込んだ。迎えたPK戦では先攻の横浜FM、後攻の神戸ともに2人目まで全員が成功したが、そこから両チーム合わせて9人が連続で失敗。後攻の神戸7人目のキッカーを務めたMF山口蛍が成功し、激闘に終止符を打った。

 PK戦での9人連続失敗は、Jリーグ主管大会において最多の数字となる。英『デイリー・メール』は「神戸と横浜FMが日本のスーパーカップで9人が連続で失敗する最悪のPK戦」と題し、日本で起きた珍事を紹介。その中で「元アーセナルDFのトーマス・フェルマーレンは、クロスバーの上に外した1人だった」と、かつてプレミアリーグでもプレーしたベルギー代表DFを取り上げている。

 同紙は「試合はドラマに満ちた展開で3-3のまま終了し、2つのチームはPK戦で決着をつけることを余儀なくされた」と振り返り、「横浜FMは最初のキッカー(チアゴ・マルチンス)が自信を示し、GKが飛んだ逆方向の左上隅に突き刺した。元バルセロナMFのアンドレス・イニエスタは神戸の最初のキッカーとして登場し、低く抑えて左下に決めた」とレポート。「ここまでは順調だった」としている。

 その後、両チームの2人目のキッカーが揃って成功すると、先攻の横浜FMの3人目から失敗の連鎖が続いた。後攻の神戸6人目はフェルマーレンが務めたが、左足のシュートはゴールの上へ。同紙は「元アーセナルのDF、トーマス・フェルマーレンのシュートはあまり良くなく、クロスバーを越えてしまい、彼は両手で頭を抱えた」と同シーンに言及。呆然とした表情を見せるフェルマーレンの画像も掲載している。

 3人目から6人目まで両チーム合わせて8選手が立て続けに失敗し、先攻の横浜FMの7人目を担ったFW遠藤渓太も外したが、最後に勝負を決めたのは神戸の山口だった。同紙は「神戸の日本代表ホタル・ヤマグチが決めて3-2とし、スーパーカップ優勝を果たした」と記事を締めくくっている。

 そのほか、スペイン『アス』は「これまでで最もクレイジー」、イタリア『スカイ・スポーツ』は「カオス」と報じるなど、日本の珍事が多くの海外メディアの関心を引いているようだ。

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