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長谷部誠はやはりフランクフルトに不可欠…地元紙が「最もインテリジェントな選手」と称賛

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フランクフルトMF長谷部誠

 フランクフルトはアウクスブルクに5-0で大勝し、今年に入ってから負けなしを維持。地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』は、プレー内容が改善されたのはMF長谷部誠が投入されてからと見ているようだ。

 年末までリーグ戦7試合勝ちなし(6敗)と絶不調に陥っていたフランクフルトだが、アディ・ヒュッター監督はウィンターブレイク中にフォーメーションを3バックから4バックに変更。アメリカ合宿で負傷し、後半戦開幕時には離脱していた日本代表MF鎌田大地や、リベロというポジションを失い、控えメンバーとなった長谷部は出場機会が減少するなか、チームはライプツィヒを2度も撃破するなど公式戦4試合負けなし(3勝)と調子を取り戻していた。

 だが、その一方で守備を重視する戦い方に現地メディアからは不満の声も浮上。『フランクフルター・ルンドシャウ』は7日のアウクスブルク戦の序盤についても「特に序盤はかなりガタゴト鳴っていた」とスムーズなプレーではなかったと表現しつつ、「中盤は正真正銘の労働者と骨折って働くもビルドアップを自分の仕事と見ない選手たち」より構成されていたことを指摘した。

 同紙は続けて「(ジブリル・)ソウ、(セバスティアン・)ローデ、(ドミニク・)コール、(シュテファン・)イルザンカーは攻撃に創造性を与える戦術家タイプではない。それができるのはマコト・ハセベ、最もインテリジェントなプレーヤーだ」とも指摘。また、この試合の30分に負傷交代を強いられた主将DFダビド・アブラームの代わりに出場した長谷部が中盤に入ったことで内容が大きく改善されたという。

「日本人選手が交代出場してからフランクフルトがプレーの面においてこの試合をより上手くコントロールできるようになったのは偶然ではない。ポカールでのライプツィヒ戦ではフランクフルトのプレーが(アウクスブルク戦の序盤より)明確に良かったが、そのときもハセベがスタメンに名を連ねていた」

『フランクフルター・ルンドシャウ』曰く、ヒュッター監督が今後追及するべきなのは「ハセベのようなフットボーラーをなるべくピッチに立たせると同時に、それでもコンパクトさを失わないことだ」とのこと。長谷部が欠場していても結果が出ているのにも関わらず、先月に36歳の誕生日を迎えたベテランがこのチームには欠かせない存在であることをあらためて強調するような見解が述べられた。

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