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“王様”ペレがうつ病に…自力歩行の困難から外出も控えめに、偉業の重圧に苦しむ

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老いとともに“王様”ゆえの重圧に苦しむペレ

 “王様”の愛称で親しまれる元ブラジル代表のペレ氏(79)がうつ病に苦しんでいる。10日、英『BBC』が伝えている。

 3度のワールドカップ優勝にも輝いたペレは、昨年に尿路感染症で病院に搬送。以前から苦しんでいた腰痛もあり、今では自力で歩行するのも困難になっているという。ブラジルのテレビ番組『Globo』によると、息子のエディーニョ氏は父の苦悩を語る。

「想像してみてください。彼は“王様”です。いつも堂々としていましたが、今ではしっかり歩くことも難しくなった。戸惑った父は外出して人に見られることを嫌がり、無気力になってしまった」

 エディーニョ氏はこもりがちになったペレ氏がうつ病にもなったことを明かした。ブラジル代表として91試合出場77得点を記録し、ワールドカップで3度の優勝にも輝いた。生涯ゴール数1281得点という記録も残した“王様”は、反面でその偉業ゆえの重圧に苦しんでいる。

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