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[東京都CY U-17選手権]鮮やかな崩しに“復活ゴール”も。FC東京U-18が町田ユースを4-0で退け、3位に

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FC東京U-18が東京3位に

[2.11 東京都CY U-17選手権3位決定戦 FC東京U-18 4-0 町田ユース 味フィ西]

 11日、2019年度第21回東京都クラブユースサッカーU-17選手権大会3位決定戦が行われ、FC東京U-18が4-0でFC町田ゼルビアユースに快勝。FC東京U-18は連覇こそ逃したものの、今大会無敗で3位に入った。

 FC東京は全勝対決となった決勝リーグ最終節で東京Vユースと2-2で引き分け。得失点差で劣って3位決定戦に回ったが、この日は新チームが取り組んできている繋いで崩す部分を表現して快勝した。

 開始5分に中央から左へのパスで相手の守りをズラし、最後はMF角昂志郎(2年)がクロスバー直撃の左足シュート。思い切って前に出て来る町田にペースを握られかけた時間帯もあったが25分、敵陣でボールを奪ったMF谷村峻(1年)がワンツーでPAへ抜け出す。最後は落ち着いてDFをかわし、左足シュートをゴールへ流し込んだ。

 FC東京は前半終了間際にも中盤から持ち上がったMF小林慶太(2年)が左前方の角へラストパス。角がGKに倒されて得たPKを自ら決めて、2-0とした。また、U-18日本代表CB大森理生(2年)が最終ラインで高さを発揮するなど、攻守に示した強さ。一方の町田は2カテゴリー上の相手に2点をリードされたが、後半も引かずにチャレンジする。

 特に10番MF坂野大地(2年)が攻め上がりからシュートや中盤の底の位置から繰り出す左足の展開で存在感。右SB船戸詩季(2年)のオーバーラップを活用するなど、ゴール前のシーンを作り出す。

 だが、FC東京は17分、ゴール前のルーズボールに飛び込んだ谷村がPKを獲得。これをFW安田虎士朗(1年)が決めて3点差とした。町田も左SB松森創平(2年)のロングクロスをFW石川凜太朗(2年)が頭で合わせるなど反撃。29分には、ゴール前への飛び出しを繰り返していた石川がPAへ切れ込んでPKを獲得する。

 だが、FW江口大介(2年)が中央を狙って放った右足シュートは、FC東京GK彼島優(1年)が残った足でストップ。町田はその後もMF猪野毛日南太(2年)の左足シュートがゴールを襲うシーンがあったが、得点することができなかった。

 対するFC東京は、積極的に交代枠を活用すると39分、長期離脱からの復帰戦だったFW青木友佑(2年)が会場を沸かせる。右サイドでループパスを受けると、右足ダイレクトのミドルシュート。中村忠監督が「シュート練習とかキックのところで言えば現時点でウチのチームではナンバー1」と評するストライカーが逆サイドのゴールネットに“復活ゴール”を叩き込んだ。

 FC東京は年末の練習試合で敗れていたという町田に4-0でリベンジした。中村監督はチーム全体が同じ方向を向いてきたこと、良い形の崩しが出ていることも認めるが、質の部分ではまだまだ求めるレベルには達していない模様。起こっているミスを個々、チームとして分析し、改善していく必要性を口にした。

「ミスが起きたのがボールの持ち方なのか、見ることなのか、他の持っていない選手のポジショニングなのか。ミスを気にしないで次、次というメンタリティーも必要。でも、それでごまかしてはいけない。少しずつバランス取ってやっていきたい」。この日はチームリーダーのMF常盤亨太(2年)が不在。その中で多くの選手がテストされたが、U-18とU-23チームでの活動を両立させるためには、11人だけでなく、ボールを失わずにゴールへ向かって行ける選手を1人でも多くしていくことも重要だ。

 大森は「シーズン初めに比べたら、意識的にも技術的にもやろうとしていることが形になってきているというのがあります。その中でもプレミアとかを意識して戦っていくのであれば、もっと一つ一つの質とか連携とかをすり合わせていかないと思いますし、自分たちはまだ足りないと思います」と指摘。力のある選手たちが、揃っていることは間違いない。才能たちはトップチームへ昇格することやプレミアリーグなど各大会での優勝を目指し、こだわって力を磨く。

(取材・文 吉田太郎)

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