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エジプト代表FWサラーが東京五輪に参戦か…代理人は「否定」

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リバプールFWモハメド・サラー

 リバプールのFWモハメド・サラーが東京五輪に参戦か——。すでに五輪出場権を得ているU-23エジプト代表のシャウキー・ガリブ監督が12日、現地メディア『オン・スポルト』の取材に対し、サラーをオーバーエイジ枠3選手の一人として招集したい意向を明言。このコメントを発端とし、各国メディアが参戦の可能性を一斉に報じている。

 各種報道によれば、指揮官は『オン・スポルト』の取材に「3人のシニアプレーヤー(オーバーエイジ)のうち、決まっているのはサラーだけだ。なぜなら彼は世界のトップ3のプレーヤーだからだ」と述べたという。その一方で「彼が五輪に参加することについては全く話していない。彼のほうからも少し努力をする必要がある」とサラーの決断次第であることも明かした。

 これを受けて、『デイリー・メール』など複数のイギリスメディアは「エジプト側がサラーの五輪メンバー入りを明らかにした」と報じた。東京五輪は7月22日から8月8日に開催されるためオフシーズンの大半が犠牲となり、またエジプト代表は来季途中にアフリカネーションズカップも控えていることから、過密日程を指摘する声も上がっている。

 ところがその後、サラーの代理人を務めるラミー・アバス・イサ氏が自身のツイッター(@RamyCol)を通じて「まだ何の決定も行われていない」と記事に反論。一部のメディアは記事を修正した。『デイリー・メール』は双方の主張をそれぞれ並べ、「サラーが自国を代表すると決めた場合、来季の開幕を逃す可能性が高い」と伝えるにとどめている。

 なお、エジプトメディアは当初から招集に懐疑的な見方を示している。『エジプト・トゥデイ』はガリブ監督の「サラーが五輪代表に参加する場合、リバプールを説得するために多大な努力をしなければならない」という言葉などを根拠に「監督は参加を否定」と報道。『アフラム・オンライン』も「ガリブ監督はオーバーエイジの一人として招集したいという願望を秘密にはしなかったが、クラブへの貢献度を考えると困難だということを認めた」と伝えた。

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