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レーブの追放宣言から1年…ボアテング「まだドアは開いている」ドイツ代表復帰に関心

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DFジェローム・ボアテングが代表復帰に興味

 バイエルンDFジェローム・ボアテングドイツ代表復帰の可能性に興味を示しているようだ。

 ドイツ代表指揮官ヨアヒム・レーブは、2019年3月にボアテング、マッツ・フンメルス、トーマス・ミュラーの重鎮3人について「今後代表に呼ばない」と公言。事実上のベテラン勢追放宣言はドイツ国内のみならず、世界中で大きく取り上げられた。

 それから約1年が経過し、バイエルンDFボアテングはドイツ代表復帰についてまだ希望を抱いていることを明かした。本人がドイツ『SID』を通して「ドアはまだ開いている」と語った。

「きっとレーブ監督は世代交代を進めないとマズいと危機感を持っていたんだろうね。だけど、フットボールの世界は何があるか分からない。もし、今一度自分にチャンスがあるんだとしたら、僕はそれに背くようなことはしないよ。まだドアは開いている」

「監督やコーチ陣とも話をしたよ。僕はレーブ監督のもとでたくさんのことを学んだし、大きく成長したと思っているから、感謝の気持ちを抱いているんだ」

 ドイツ代表DFはジョナサン・ター、ニクラス・シュタルク、ティロ・ケーラーなどが招集されたが、まだ不動の存在になっているとは言い難く、バイエルンDFニクラス・ジューレが若き新リーダーとして期待を集める存在となっていた。しかし、靭帯断裂の大ケガにより、EURO2020のメンバー入りが絶望的となっている。

 その中でボアテングは現状のドイツ守備陣について「トニ(アントニオ・リュディガーの愛称)が今のところ最高だと思う。彼はチェルシーでしっかり結果を残しつつあるし、見事なプレーぶりだと思うよ。もしドイツ代表で主軸を任せるとしたら、彼は重要な役割をこなせるんじゃないかな」と述べている。

 今季、ブンデスリーガでは13試合に出場しているボアテング。ジューレ離脱のバイエルン守備陣を支える31歳に、ドイツ代表復帰の線はあるのだろうか。EURO2020を控え、ドイツ代表指揮官レーブがどのような陣容を形成するのか、経験豊富なベテランを復帰させるのか、それとも若手中心で大舞台に挑むのか、その選択も大きな注目ポイントとなりそうだ。

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