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4-3-3新布陣の王者川崎Fがルヴァン杯白星発進!! 清水を5発粉砕

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前回王者の川崎Fが白星スタート

[2.16 ルヴァン杯グループA第1節 川崎F5-1清水 等々力]

 ルヴァン杯は16日、グループリーグ第1節を行い、前回王者の川崎フロンターレはホームで清水エスパルスと対戦した。新布陣を採用した川崎FはMF長谷川竜也とFW小林悠が2ゴールを挙げるなど攻撃力を発揮し、5-1で快勝。今季初戦を白星で飾った。

 昨季のルヴァン杯王者川崎Fは今季、新たにトライする4-3-3のシステム。中盤を逆三角形で構成し、MF田中碧がアンカー役。新戦力はDF山根視来(←湘南)が右サイドバック、レンタル復帰のFW宮代大聖(←山口)が右ウイングに入った。

 一方、ピーター・クラモフスキー監督を招聘した清水も新たに4-3-3を採用した。新戦力はGKネト・ヴォルピ(←アメリカ・デ・カリ)、センターバックにDFヴァウド(←セアラーSC)、右サイドバックにDF奥井諒(←大宮)、ボランチにはレンタル復帰した20歳MF西村恭史(←岡山)、1トップにFW後藤優介(←大分)が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 川崎Fが序盤から立て続けにチャンスを作り、幸先良く試合を動かした。前半10分、左サイドで粘った長谷川がつなぐと、PA内左を鋭く仕掛けたDF登里享平がグラウンダーのクロス。ゴール前のFWレアンドロ・ダミアンが左足ヒールで流し込み、鮮やかな先制ゴール。今季もチーム1号を挙げたダミアンはボウリングパフォーマンスで歓喜を示した。

 先手を取った川崎Fは攻撃を畳み掛けると、再び相手守備を崩し切ってゴールに結びつけた。前半23分、宮代のパスからPA内右をドリブルで仕掛けたMF脇坂泰斗が左足でマイナス方向にクロス。MF大島僚太が落とすと、走り込んだ長谷川が右足で突き刺した。

 防戦一方だった清水は徐々にボールを保持して押し返したが、川崎Fの2点リードで前半を折り返した。後半3分にも川崎Fが好機をつくり、右サイドでパスを受けた山根が絶妙なクロスを配給。レアンドロが決定的なシュートを打ったが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。

 互いに交代カードを切り、清水は後半13分、MFジュニオール・ドゥトラを下げてMF中村慶太を投入。川崎Fも後半16分、宮代を下げてFW旗手怜央をピッチに送り込んだ。すると、次の1点を清水が奪った。後半22分、中村がワンツーの形でエリア内を縦に突破すると、ゴールライン際からクロス。ニアサイドのDF石毛秀樹がジャンピングヘッドで押し込んだ。

 1点差とされた川崎Fだったが、ここから立て続けにゴールを奪う。後半28分、山根のパスを受けた旗手がPA右を縦に仕掛けてクロスを配給。ファーサイドの長谷川がヘッドで合わせ、勝利を決定付けた。最後まで攻撃の手を緩めず、途中出場の小林が後半38分、後半アディショナルタイム5分に連続でダメ押しゴール。川崎Fが5-1で勝利し、ルヴァン杯連覇へ好スタートを切った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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